漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

「悪魔を憐れむ歌」が売れてほしい話

梶本レイカの「悪魔を憐れむ歌」の第1巻が発売になりました。僕はこの漫画にすごく売れてほしいと思っているので、普段は漫画について自分の中で内向きの感想文しか書いていませんが、珍しく外向きの紹介文として書こうという気持ちでいます。 「悪魔を憐れ…

「コオリオニ」と悪人正機

「アナと雪の女王」が好きで、ブルーレイを買って何度も見ています。どこが好きかというと、雪の女王ことエルサのLET IT GOのシーンが好きという普通な感じです。 それは、氷の魔法という他の人とは異なる特性を持ったエルサが、普通の人の中で暮らすために…

たくさんの漫画が知られる前に終わる

1巻が100万部売れた漫画は、日本人の99%以上が買わなかった漫画であるとも言える。しかしながら、ほとんどの漫画は100万部も売れないし、10万部売れるのも大変な話だ。単価の安い漫画の場合、1万部ぐらいは売れないことには商売にしにくいと聞くけれど、そ…

漫画の元ネタ提供を担う偽書関連

1000年前から生き続けている人は、僕が知る限りいないので、1000年前にあったことを詳細に知る手段は基本的に書物です。人間は当時に書かれた書物(あるいはその写本)を読むことで、その時代にどのようなことがあったのかを知るしかありません。た…

暁美ほむらさんがしんどい話

昨日、AbemaTVでやってたので「魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」を観ました。劇場でも1回見たので2回目です。ちなみに、僕はまどかマギカ本編は放送では見ておらず、映画版の前後編を観ただけなので、もしかしたら、色々読み取るべきものを取りこ…

全部ビッグバンのせいだ

世の中にはどうも因果関係というものあるらしく、何かしらの結果には何かしらの原因があるそうです。原因という概念が、結果とセットになる存在なのであれば、その意味するところはおそらく「その原因さえなければ同じ結果にはならなかった」ということでし…

社会における「役割」という憑きものについて

ある会社の経営層の人が、めちゃくちゃワイルドで厳しい感じの印象だったのに、第一線を退いて会長職みたいなのになったら、いつの間にか気のいいお爺ちゃんになってしまっているという事例を何度か目にしました。それを見て僕が思ったのは、ああ、あの厳し…

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを遊びながら地元を思い出す話

ニンテンドースイッチとゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが発売日に手に入ったので、ここ一ヶ月弱遊んでいます。まだ始めたばかりというぐらいの気持ちでいたのにプレイ時間が50時間ぐらいになっていて、数字で確認したときびっくりしてしまいました。 メ…

漫画を描くことを趣味にできないかという試み関連

去年の今頃あたりから、なんとなく起承転結がちゃんとあるような漫画を描きたいなあと思って、いい歳して急に漫画を描き始めたりしました。それで同人誌を2回作って2回コミティアに参加しては、お友達やインターネット関連知人に呼びかけて買ってもらった…

「D-ASH」を読んで思い出す無敵の小学生の話

多くの人の場合、大人になると自分が今どれぐらいの速さで走れるかどうかにあまり興味が持たなくなると思う。そもそも全力で走る機会もほとんどない人も多いんじゃないだろうか。世界のトップレベルの話でもなければ、他人より何秒か速く走れることで、得を…

「高3限定」と人柱について

うらびれた田舎町にある全寮制の一貫校、その閉鎖的な世界に生きる少年、小野はある噂を耳にする。「高3限定」、教師の池田が毎年ひとりの生徒と、高校3年生の1年だけを限定に恋人関係になっているという話だ。池田は綺麗な顔をした男性で、そして、いつ…

「BEASTARS」に感じる共同体の抱える矛盾の話

チャンピオンで連載中の「BEASTARS」を毎号楽しみに読んでいます。 この物語は様々な動物が人のような社会を構築した世界のお話です。主人公はハイイロオオカミのレゴシくん。物静かで言葉少ない少年で、肉食獣の大きな体を猫背にまるめて、多種多様な動物の…

僕が考えた漫画ことわざ

「泣いて馬謖を斬る」とか「髀肉の嘆」など、三国志由来のことわざ(というより故事成語なのでしょうか?)があるのだから、漫画由来のことわざもあってもいいんじゃないでしょうか?と思って、適当に作ったやつを実際に使ってみたりするんですけど、そもそ…

キャラ立ちの向こう側

「キャラが立つ」という言葉がありますが、その言葉が意味するところはどういうものであるのか?というのを自分なりに考えてまとめたことがあります。 mgkkk.hatenablog.com ざっくり言うと、キャラが立っていないというのは、「そのキャラクターが物語を決…

「雑草たちよ大志を抱け」と真面目な子、そして笑顔について

学校の掃除を真面目にやる子供を見て思う気持ちみたいなのがあります。他の子供たちが先生が見ていないのでサボっているときに、一人でもくもくと掃除を続けているような子供です。 そのような子供がそうしている理由は様々でしょう。見られていないからとい…

根拠のない自己肯定感は信仰に似てる

根拠のない自己肯定感が持てるとか持てないとかいう話、僕自身は近年持っていると自覚しているのですが、なぜ持てている感じなのかというと、あるとき持つことにしたからです。以前、以下のような文章を書きました。 mgkkk.hatenablog.com さて、根拠のない…

コミティア119に出ます

色々立て込んでいるはずなのに、うっかり申し込んで漫画も描いてしまったので、コミティア119に出ます。 イベント名:コミティア119 開催日時:2/12(日) 11:00-16:00 開催場所:東京ビッグサイト 東5・6ホール スペース:Y07a サークル名:七妖会 「爆弾…

「人喰いの大鷲トリコ」で感じたコミュニケーションの話

少年が目を覚ますと、そこには巨大な生物がいた。その生物は鳥のようにも猫のようにも犬のようにも見えた。少年は鎖で繋がれたその生物を解き放ち、食べ物を与えた。そこがどこかもわからない場所で、自分がなぜそこにいるのかも分からない状態で、少年とそ…

FF15でプレイヤーの僕が果たした役割について

FF15は一ヶ月前ぐらいにクリアしたんですが、結構速めにプレイ時間が40時間ぐらいでクリアしてしまいました。なぜなら、その後すぐに龍が如く6も買ってしまったので、このまま無限に遊べそうだけれど、そうすると他のゲームができないから仕方がないと、断腸…

僕の人間関係不得意の話(2017年初頭の状況)

とにかく対人関係が苦手である。 それでも生きていくためには他人と関わらないといけないので、どうにかこうにか工夫をして沢山の人間の中で暮らしている。そもそも自分はなぜ他人の存在がが苦手なのだろうか?ということを昔からずっと考えているのだけれど…

伝統的な漫画表現技法というものについて

「伝統」という言葉は使い方が難しく、例えば明治時代以後に慣習となったような行事に伝統という言葉を用いてしまうと、「近代以後に作られたものを伝統と呼ぶなどけしからん」と物言いをつける人がいるそうです。ある慣習が100年以上続いていても伝統と…

「BILLY BAT」における白と黒の違いについて

以前、最終巻発売後にざっくりとした感想を書きましたが、もうちょっと細かい解釈の話を書きます。 mgkkk.hatenablog.com 「BILLY BAT」は浦沢直樹の漫画で、ビリーバットという謎にキャラクター急かされるように漫画を描く漫画家たちを主軸にした物語です。…

2016年、漫画関連個人的振り返り

2016年は個人的にめちゃくちゃ忙しく、また、社会的立場にも色々な変化が発生したので、なんだか昼間っからダラダラと漫画雑誌などを読みつつ、自分の仕事を期日までに仕上げてればいいでしょ?的な、しばらく続いていた穏やかな状況が壊れつつある感じ…

2016年に買って(今ちょうど)役に立っているもの

今実家に帰省中なのですが(道中色々寄り道の旅をしてやっと帰りついた)、スマホ2つとタブレットとゲーム機とモバイルバッテリーとなどなど、USBで充電できる機械をたくさん持ち歩いて帰ってきていて、移動中や調べ物や暇つぶしにがっつり使いまくっている…

物やサービスの適正価格関連、雑多な話

物やサービスの価格を提示されたとき、それを高いと思ってしまったり安いと思ってしまったりすることがあります。それは多くの場合、「このあたりのものは大体これぐらいの価格だろう」という事前の認識を持ち合わせていて、それと比較して高いとか安いとか…

作品の適切な褒め方がいまだにちっとも分からない話

何かの作品を見て、ウワーッこれはすごい!!と感動したときに、それを褒める言葉にするのはどうすればいいのか、いまだに適切な方法が分かりません。 ひとつの方法としては、自分が他人に褒められて嬉しかったことを参考に、同じことをしてみるというものが…

「この世界の片隅に」の映画を観たあとに思ったこと関連

映画を公開初日に観たんですが、ようやく言葉になってきた感じがするので今さら感想を書きます。ちなみに原作は連載時に既読です。 この世界の片隅に、ちょっと胸いっぱいでなんともならない感じです。 — ピエール手塚 (@oskdgkmgkkk) 2016年11月12日 上映開…

過去や未来や異世界を舞台にした物語に現代の常識が紛れ込む問題

例えば過去や未来や異世界を舞台にした物語の中で、なぜか現代の日本の常識を持った人物が登場するということがよくあります。それはなぜでしょうか? 結論から書くと、それはその物語の想定読者が現代の日本の常識を持った人間だからだと思います。 人間の…

「晴れ間に三日月」を読んだ関連

イシデ電の「晴れ間に三日月」を読んだのですが、面白かったのでその感想を書きます。 このお話は、ある女の人が彼氏(バンドマン)を、幼馴染の親友に紹介したところ、その彼氏がその幼馴染に一目ぼれしてしまい、目の前でフラれてしまうというところから始…

自分の優位を他者否定でしか示さないやり方について

これから書くのはただの悪口なんですが、どうにもよくないんじゃないかと思うやり方があって前々から引っかかっています。どういうやり方かというと、自分が優れていることを主張するために、自分の優れている部分を他人に見せるのではなく、他人を「優れて…