漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

「好き」と「嫌い」は等価な裏表かどうか問題

何かが好きという感情を僕が大事にしていて、同時に何かが嫌いという感情も大事にしています。自分には好きなものとか嫌いなものとかあるわけですが、嫌いなのに好きと言わないといけないとか、好きなのに嫌いと言わないといけないことが多いとストレスがあ…

メタルギアサヴァイブはいいゲームだった

この前、「メタルギアサヴァイブ」をクリアしました。既に買うことを決めていた「北斗が如く」の発売までのつなぎで何かゲームをしようと思って買ったんですけど、買う前は「メタルギアソリッドV」で使われたゲームエンジンであるFOX ENGINEや各種素材を再利…

刃牙シリーズのこれまでのテーマとこれからへの勝手な期待

板垣恵介の刃牙シリーズは、「グラップラー刃牙」「バキ」「範馬刃牙」「刃牙道」と四シリーズ続いており、昨日第五シリーズの開始が示唆されつつ「刃牙道」が完結しました。 では次に描かれるものは何であるか?ということの期待をしつつ、これまでのそれぞ…

内輪ウケは世の中で最も面白いことのひとつという話

何かの話をするときに内輪ウケの話をするっていうのは、嫌がられることが多い感じがするんですけど、僕が思うに内輪ウケは世の中で最も面白いことのひとつなので、やっちゃうことも多いです。 僕の感覚として、興味を惹かれてしまうものは「ぎりぎり分かるも…

いちご狩りと人生、あと若干の漫画関連

人生をそこそこ生きて中年男性となり、自分の欲求と自分の外にある社会を上手く軋轢ないように適合させることも割とできるようになった昨今、どうしてもいちご狩りに行きたいという内発的衝動を社会と齟齬なく解消するために、この前いちご狩りツアーに行っ…

ミスターサタンと嘘つきの発信力関連

ドラゴンボールのミスターサタンについてですが、歳をとるにつれていい役回りだなと思うようになりました。なぜなら、ミスターサタンは、ドラゴンボールの作中において主人公の悟空たちとは異なる世界観から登場した特異な人物だからです。 ミスターサタンの…

「辺獄のシュヴェスタ」に見る誠実さ関連

辺獄のシュヴェスタ、めちゃくちゃよい漫画なんですけど、何がよいと感じるかというと、主人公エラの生き方です。 彼女は幼い頃から、自分で考えた自分の正義に基づいて行動する子供でした。一方、世間では世間で共有された正義こそが正義であり、それに基づ…

人間は他人の仕事を適切に評価できるのか関連

仕事をしていると人間の評価をどのようにするかという課題に突き当たります。なぜなら、その人の報酬はその人の仕事の評価に連動する形で決められた方がよいのではないかと思うからです。適切な報酬を支払うためには、適切な評価が必要ですが、果たして適切…

「弱虫ペダル」の御堂筋くんが好きすぎる関連

弱虫ペダルで一番好きな登場人物は誰?と聞かれたら断然御堂筋くんなんですけど、どこが好きかというと、セリフひとつに集約されます。 「お前らには絶対分からん」 この言葉が出てくる時点で、絶対に嫌いにはなれないという気持ちになります。 これは運動も…

「キャッチャーインザライム」と言葉による自己表現関連

「キャッチャーインザライム」はスピリッツで連載している女子高生のラップバトル部のお話です。最近1巻が出ました。僕はラップのバトルについて全然詳しくないので、上手い具合に韻(ライム)の踏み方を脳内再生できず、ぎこちなく読んでいるところもある…

記録と記憶と人生の一貫性について

人間が80年生きるとして、生まれてから死ぬまでに音を32kbpsぐらいで残したらどれぐらいになるのかな?と考えてみると、 32kbps × 60(秒) × 60(分) × 24(時間) × 365(日) × 80(年)= 約10TB になります。今は10TBのHDDが5万円ぐらいあれば買えそうなの…

「児玉まりあ文学集成」について

コミティア123で三島芳治さんの「児玉まりあ文学集成」という本を入手したのですが、めちゃくちゃ良かったので、読んだあとスペースに再度来訪し、他の既刊も全部ゲットしてきました。全部で7冊入手しましたが、全部よかったです。 「児玉まりあ文学集成…

軽い気持ちでえらいことが起こってしまう関連

世の中で起こる重大なことのきっかけは、誰かの軽い気持ちでやってみたことであったりすることがある。軽い悪ふざけのつもりが、人の生死に関わるような事故を引き起こしてしまったりする事例も多々ある。そういう事故について、反省会のようなものに参加し…

もし、全ての漫画が定額読み放題になっちゃったら?

免責:これから書くのは仮定に仮定を重ねたすごく雑な話です。 漫画の著作権を無視った違法サイトに対抗するには、より安くて利便性の高い正規のサービスが必要!みたいな考え方があります。これって実際やるとしたらどうなるのかなあと思ったので、ちょっと…

料理漫画に慣れ親しんでしまった厄介な我々関連

料理漫画には色々な料理のテクニックが出てきますが、それが汎用的なものであればあるほどに、ネタかぶりしてしまう可能性があると思います。ある漫画で大々的に登場した料理のテクニックや蘊蓄を、既に別の漫画で読んでしまっているときに、そこには驚きを…

本屋が減っている件について(実感編)

今月の頭から働く場所が変わりました。これまでは都心で働いていたので、通勤の導線上に複数の大きな本屋さんがあり、欲しい本はそこにいけば何でも買えるという恵まれた状況でしたが、それが一変してしまいました。本屋がないのです。 正確にはあるにはある…

インターネットvs著作権関連雑感

「インターネット」というものが何であるかというと、その解釈のひとつは「コピー」なのではないかと思います。サーバに存在している情報を手元のクライアントにコピーすることができるのがネットワークの機能のひとつだからです。インターネットは世界中の…

ダメな労働環境と足りないお金関連

漫画家のアシスタントの労働環境が悪いという話題を目にして、思ったことを書きます。 僕は漫画家のアシスタントをしたこともないですし、漫画家だったこともありません。出版関係の仕事もしていません。なので、ここで思うのは、漫画家のアシスタントの労働…

2017年のお気持ち振り返り

なんとなく時間が空いたので、早々と今年一年感じたこととかを振り返ってみるかという気持ちになったので、なんとなく書きます。 僕はあまり人間の意志の力というものを信じていない。なぜなら僕自身がとても意志の弱い人間だからだ。今日だって朝早くに起き…

メンタルへの二重の極みについて

二重の極み(ふたえのきわみ)とは、「るろうに剣心」に登場する技で、拳を指の第三関節を曲げない状態で一撃を加え、そしてその後の刹那のタイミングで第三関節を曲げてもう一撃を加えるという技です。厳密に言えば、刹那の二連撃さえ満たせばいいので、や…

「ここは今から倫理です。」といつか来る読書にうってつけの日

グランドジャンププレミアムで連載中の「ここは今から倫理です。」の第一巻が出ました。このお話は、学校の倫理の先生が、悩みを抱えた色んな生徒と倫理の話をするというもなんですが、それが本当にすごくよいわけなんですよ。 学生さんは若いので、なんとい…

蝶のように漫画を読み、蜂のように絵をパクる話

僕は絵を描くのが好きなんですけど、ほんとすぐに他人の影響を受けた絵を描きます。つまり、良いと感じた絵を容赦なくパクりまくっています。 そもそも僕は絵を見るのが好きなんですけど、世の中のほとんどの絵は僕個人に向けては描かれていないじゃないです…

感想をネタバレ込みで喋っていいタイミングが難しい問題

漫画の感想を言いたい気持ちが一番盛り上がるのって、読んだ直後じゃないですか。でも、感想ってそのお話の展開に関するものが含まれることが多いので、少なからず未読の人に対するネタバレになってしまうわけです。なので、それを実際にネットに書いたりす…

私の頭の中の傑作について

何か作品を作る上で、「頭の中にあるうちは傑作」というような考えがあります。最初にこれを何で読んだか聞いたかは思い出せないんですが、子供の頃に既に聞いたことがあった気がするので、きっと昔からある考え方ではないかと思います。そして、それはもし…

サイヤ人が大猿になる理由について考えました

ドラゴンボールに登場するサイヤ人は、一見地球人と同じような見た目ですが、なんと尻尾が生えています。そして、満月を見ると大猿の姿に変身してしまうというのです。なので、僕は尻尾が生えた人間が、満月を見て大猿の姿に変身したとしたら、この人はもし…

お話が進むと怖さが減りがちなホラーのジレンマ関連

ホラーの難しいところなんじゃないかと思うんですけど、物語が始まってすぐのあたりが一番怖く、お話が進むにつれてそれほど怖くなくなってしまうケースがあるんじゃないかと思います。 例えば「双亡亭壊すべし」は、双亡亭という不思議な建物の中で巻き起こ…

人間は30年先を考えて生きられるものなのか?

以前、マンション投資の電話が頻繁にかかってきていた時期があり、電話を繋いだままで適当に話を聞いてみると、大体こういうことだそうです。 僕が銀行から借金をしてワンルームマンションの部屋を買う その部屋に入居する人の家賃をローン返済に割り当てる …

カイジの石田さんに見る物言わぬ弱者関連

「賭博黙示録カイジ」に登場したおっちゃん、石田さんのことをたまに思うけど、石田さんのことを思うと悲しくなる。それは作中で、石田さんの死に接したカイジが思ったことと同じだと思う。 石田さんはなんでもないおっちゃんで、とにかく人に騙されやすい。…

「甘い水」におけるエントロピー増大に抗う力関連

僕は、全ての人間は与えれた環境にその能力の範囲で順応して生きていると思っています。人間がその環境に対して能力が足りなかったり、能力があるのに環境がそれを許さなかったりする状況においては齟齬が発生し、その結果、悩み苦しんだりするものではない…

個々人が持つ情報量は絶対値をとれば大差ないんじゃないか関連

人間の認知には限界があるんじゃないかと思います。 目にするもの耳にするもの、その他色々な方法で体験するもの、ひとそれぞれあるでしょうけれど、時間は誰にでも平等ですし(重力に極端な変化がない限り)、様々な感覚器から得た情報を処理できる量も大差…