漫画皇国

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「漫画家のツドイ」というイベントに行ってきた関連

 昨日、ジャンプ+が主催する「漫画家のツドイ」というイベントに行ってきました。

 Webサイトへの投稿などで漫画を描いていることができれば誰でも応募できるイベントで、僕も同人誌をいくつかアップロードしていたので、それを使ってエントリし、当選したので行けた感じです。

 

 イベントはジャンプ+で連載中の漫画家さんたちによる一問一答や原画の展示であったり、編集部や漫画家さんによるトークイベントであったり、持ち込みブース(要事前予約)があったりで、今漫画を描いている、描こうとしている人たちの活動を後押ししようとするような内容でした。

 実際に活動している人たちによる具体的な話が色々知れたので良かったです。みんな色々と試行錯誤しながら漫画を描いていて、それを連載にしたり、その後、本として売っていくということについては、絶対的な正解がない中で、色んなことを模索しながら、手がかりのようなものを探したり試したりしているので、僕も色々考えて試していかないとなあと思いました。

 

 イベントは良かったのですが、基本的に見聞きするだけという感じで(持ち込みしようと思ってたのに予約しそびれたのが悪いのですが)、それ以外に、イベント会場でTwitterで交流のある方や、その方と交流のある方たちと会えたのが良かったです。

 

 午前の部だったので、イベント後にお昼ご飯を食べに行って、今どういうことで悩んでいるかの話をしたり、他の人の悩みに考えて答えてみたりをする中で、色々考えが深まったところもありました。

 漫画の連載を始める、単行本が出るという最初のイベントが終わって、その後、連載を続けていく、単行本を売っていくことを考えないといけない状態なので、そのあたりでどうするといいんだろうね?という悩みがあり、似た立場の人同士で情報交換ができたのがすごく良かったなと思いました。

 

 もしかすると、イベントの中でこのように似た立場の人が集まって情報交換できる場所があればよかったのかもしれないなと思いましたが、僕は運よくそういう機会が自主的に得られたのでよかったです。

 

 知り合いの漫画家さんに話を聞くと、「漫画家で集まっても漫画の話なんてしないよ」と言う人もいたり、「漫画は描いているけど、他の人の漫画はあんまり読まない」という人もいたりします。それは全く悪いことではないのですが、僕は漫画を描いたりすることで色々困っている(例えばネームに時間がかかる等)ので、漫画を描いている人で集まってそういう漫画を描く上での悩みの話がしやすい場所があると、他の人の視点なども色々得られて助かるなと思いました。

 一人で考えていても、同じ材料をぐるぐる回し続けるで発展性がないこともあったりするからです。

 

 あと、ネットでよく見かける漫画の描き方みたいな話は、精神論的なものが多い感じがしていて、特に目につきやすいのは、「こういう漫画家志望は目が出ない」みたいな、あれがダメ、これがダメみたいな話で、それを見たところで、そういう人たちを馬鹿にする娯楽にはなっても、自分にとって実になることが得られないだろうなと思うことがしばしばあります。

 具体的で実践的な方法論や、悩みの構造を分解して整理するための方法などがあると個人的は嬉しくて、今は自分でそういうことを考えているのですが、他の人の実践的な話も聞けるといいなと思っていて、漫画家のツドイというイベントは、そういう意味で良い機会ときっかけになって良かったです。

 

 僕は会社員と漫画家を兼業しているので、どれだけ効率よく漫画を描けるかを考えないといけないところがとても大きくて、その制約がある中で自分の描き方をどんどん改善していくためにも、他の人がどのように考えて漫画を描いているのかはとても知りたいんですよね。

 なので、別の機会にも、色んな人に話を聞いてみたいなと思っています。