漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

兼業漫画家活動を始めて1年が過ぎた関連

 出版社からの依頼でお金を貰って漫画を描いたタイミングが漫画家のデビューだとすると、僕の漫画家デビューは2021年の7月12日、コミックビームに掲載された「へレディタリー/極道」の掲載がそれに当たります。なのでもう1年が過ぎてたんだなと思いました。

 

 以下が、この一年の漫画活動まとめです。

 商業媒体に掲載された漫画のページ数は、予定も含めると既にだいたい500ページぐらいになりました。いっぱい描いていますね。働き過ぎなのでは?と心配もされていますが、できそうな話以外はやると言っていないので今のところ大丈夫です。

 単純な量で言えば単行本が2冊ぐらい出てもおかしくないですが、まだ本にまとめるには、シリーズ単位ではちょっとずつ足りない感じです。ただ、おそらくそんなに遠くないうちに本になると思います。

 

 そのうち多分出るぞ!初単行本が!やったぜ!!

 

 2021年度を助走期間として、自分が生活の中でどれぐらいの量の漫画を描けるかと、漫画を描く上でどれだけ効率的に描けるかの実験を色々していたので、その研究成果と事前準備によって、連載が始まって数ヶ月は今のところそんなに〆切に追われてしんどくなることなくできています。おかげで多少余裕もあるので、空いてる時間で、過去の同人誌の手直しをしてヤングキングに掲載して貰ったりもしています。

 

 先日は、この1年でぐんぐん絵が上手くなりましたねと編集さんに褒められたので、成長期来てるかもしれんな!と思いました。40歳を過ぎてもやってくるのが成長期です。やっぱりスキルアップは、量をこなすのが一番早道だなと思います。

 

 兼業漫画家としての活動は、いつまで続けられるのかは分かりません。仕事が貰えるうちは続けたいですが、仕事が貰えなくなったらおしまいです。ただ、商業活動が上手く行かなくても、漫画活動自体は別に辞めないと思います。またコミティアに出ていればいいか(今も継続的に出てるけど)、ぐらいの気持ちではいます。

 

 専業漫画家になることも考えはしますが、今のところ仕事も続けられるなら続けたいんですよね。なぜなら、会社員であることで、僕が社会生活を送る上での様々な恩恵を受けているからです。毎月仕事が確実にあり、給料が確実に発生するということが心に与える安心感は、できれば手放したくありません。

 先日、何年か前に兼業から専業に移った漫画家さんから、さっさと辞めて不安定なフリーランスになったらどうだ?というお誘いを受けました。怖。

 

 少なくともしばらくは現状維持かなと思います。単行本が出てくれば、自分の漫画が世間にどのように評価されるかが具体的に見えてくるので、身の振り方が変わってくるかもしれませんが。まあそこはどんなもんか全然分からないので。

 

 この文章は、ピエテヅはこの一年頑張っていたな、本もそのうち出そうで良かったな、本が出たら買ってあげようかな、と読んだ人に思ってもらいたくて書いています。できればそのようにして頂けますと幸いです。