漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

人間は30年先を考えて生きられるものなのか?

以前、マンション投資の電話が頻繁にかかってきていた時期があり、電話を繋いだままで適当に話を聞いてみると、大体こういうことだそうです。 僕が銀行から借金をしてワンルームマンションの部屋を買う その部屋に入居する人の家賃をローン返済に割り当てる …

カイジの石田さんに見る物言わぬ弱者関連

「賭博黙示録カイジ」に登場したおっちゃん、石田さんのことをたまに思うけど、石田さんのことを思うと悲しくなる。それは作中で、石田さんの死に接したカイジが思ったことと同じだと思う。 石田さんはなんでもないおっちゃんで、とにかく人に騙されやすい。…

「甘い水」におけるエントロピー増大に抗う力関連

僕は、全ての人間は与えれた環境にその能力の範囲で順応して生きていると思っています。人間がその環境に対して能力が足りなかったり、能力があるのに環境がそれを許さなかったりする状況においては齟齬が発生し、その結果、悩み苦しんだりするものではない…

個々人が持つ情報量は絶対値をとれば大差ないんじゃないか関連

人間の認知には限界があるんじゃないかと思います。 目にするもの耳にするもの、その他色々な方法で体験するもの、ひとそれぞれあるでしょうけれど、時間は誰にでも平等ですし(重力に極端な変化がない限り)、様々な感覚器から得た情報を処理できる量も大差…

映画「ドリーム」をダシにした価値あるものを価値があると言い続ける話関連

「ドリーム(原題はHidden Figures)」は、アメリカのNASAの宇宙開発計画の中にいた3人の非白人女性を描いた物語です。原作はノンフィクションで、それは、コンピュータという言葉の主たる意味が、現在のように計算機械のみではなく、まだ数値計算を行う人…

幽遊白書に隠された予言

幽遊白書の魔界の扉編において、主人公の幽助たちは、人間界と魔界を繋ぐ界境トンネルを開けようと目論む、仙水たちと戦うことになります。仙水たちは7人組で、それぞれにコードネームがついています。 暗黒天使(ダークエンジェル) 門番(ゲートキーパー…

ジョジョの奇妙な麻雀の思い出関連

数日前になんとなくした思い出話がうっかり軽くバズってびっくりしてしまいましたが、ほとぼりも冷めたようなので、安心してもうちょっと細かい話を書きます。 学生のときに、ジョジョの奇妙な麻雀という、一局始まる前にタロットカードを引いて、暗示された…

人間が狂わないようにするためのやり方関連

人間は狂うときがあると思っていて、ここで言う「狂う」という状態は、その人が狂っていないときには絶対しない判断を、狂っている状態ではしてしまったりするということです。それは例えば、精神的なあるいは肉体的な自傷行為であったり、他人に対する同様…

死んだイヌはイヌじゃない、イヌの形をした肉関連

「死んだイヌはイヌじゃない、イヌの形をした肉だ」というのは、「寄生獣」の主人公である泉新一くんの言葉です。 謎の寄生生物にその右腕を喰われてしまった新一くんは、その後、自分の右腕を模したその寄生生物、ミギーとの奇妙な同居生活を始めることにな…

「サンダーボルト」の感想と完結編が楽しみな話

最近漫画を描いてコミティアに出たりもするようになったんですけど、そもそも僕がコミティアに毎回行くようになったのは、欲しい漫画がそこにあるという感じになったからです。なので、今回はその欲しい漫画について書きます。 この人が新刊を描いたら絶対ゲ…

ロールプレイングゲームとしてのドラクエ雑感

ドラクエ11をクリアしました。すごくよかったです。感想を具体的に書くとネタバレの話になってしまいそうなので、今はまだその時ではないなと思っており(身近にもまだクリアしていない人がたくさんいる)、それはまた今度にします。今回はドラクエ11を…

個人的な逃げなかった話と逃げ続けている話

中学生の一時期いじめを受けていた。 内容は悪口と暴力と性的な嫌がらせで、きっかけは、僕がクラスのある女の子と仲が良かったことだったそうだ。どうやら、その女の子のことを好きな別の男の子がいて、いつからか、その男の子と同じ部活の人たちからの僕に…

コミティア121参加報告

以下、これの話です。 mgkkk.hatenablog.com 寝坊しつつ、ギリギリに会場に着いたら、頼んでいた本が到着していたので嬉しくなってしまいました。デジタルの画面でしか見ていなかった絵が、物体に変換されていたので、印刷所の人に感謝の気持ちしかありませ…

「HOTEL R.I.P.」と幸福の条件

「HOTEL R.I.P.」はエレガンスイブで連載され、現在はチャンピオンタップで連載されている漫画で、この前第1巻が出ました。 この物語は、生前に何らかの思いを残して理不尽に死んでしまった人たちが、この世とあの世の狭間に存在するホテル、レストインピー…

○○が好きな自分が好き関連

インターネットをぼんやり見ていると、「あなたは○○が好きなのではなく、○○が好きな自分が好きなだけでしょう?」みたいな言葉が、誰かを批判するために用いられているのを目にすることがあります。 しかしながら、僕はこの言い回しにひっかかるところがあり…

30代漫画好きが、急に同人活動を始めるとこうなる

8月20日(日)に東京ビッグサイトで開催されるコミティア121に出ます。スペース番号はQ30a、サークル名は七妖会です。 1年半ぐらい前にふと漫画を描いてみようと思ってから、手探りで漫画を描き始め、とりあえず今回で3個目の漫画が出来たという経緯…

漫画の中の恋愛に読者が第三者的な妥当性を求めてしまう関連

漫画の主人公って、モテがちじゃないですか。色んな異性と付き合ったり結婚したりする可能性が提示されるわけです。ただ、可能性は沢山あれど、物語の結末はその中で1人だけが選ばれるものになりがちです。ここで気になるのは、では誰が選ばれるのか?とい…

続・漫画における天狗の抜け穴の話

以前、ドラゴンボールの作劇のテンポの良さの影には「天狗の抜け穴」的なところがあると思うという話を書きました。 mgkkk.hatenablog.com 「天狗の抜け穴」というのは僕の中だけの概念で、キテレツ大百科に出てきた発明品の名称を拝借しています。この発明…

唯一無二の正解をかき集めることで逆に息苦しくなる関連

世の中には沢山の人がいて、僕がするような経験を先にしている人がいたりする。そういう人たちから、色んな知見を教えて貰えることがある。それは例えば、自分のときはこうだったので、あなたもこうすればよいという内容で、僕はそれをありがたく聞くけれど…

屏風から虎を追い出すのが大変な話

まずこれはシステム開発のお仕事の話なんですけど、関わると非常に大変な気持ちになったりします。 ここで言うシステムとは、何らかの目的を果たすためにコンピュータで作られた仕組みのことです。コンピュータは決まったやり方を繰り返すことにおいては人間…

漫画雑誌のエロスとタナトス雑感

漫画雑誌から強烈なエロス(性描写)を感じ始めると、その雑誌のタナトス(休刊への追い風)も感じることがあります。僕が好きで読んでいた漫画雑誌の中では、例えばヤングサンデーやアクションが顕著で、それまでの連載が次々に終わっていったあと、エロス…

「HUNTER×HUNTER」のドキドキ2択クイズと今後の展開について

「HUNTER×HUNTER」の第1巻、ハンター試験会場に向かうゴンたち一行の前に立ちふさがる人々がいました。その道を通るためには、5秒以内にある問いに答えなければなりません。それは、ハンター試験における選別の一環であり、「ドキドキ2択クイズ」という名…

「シェンムー」と「龍が如く」の繋がりを妄想をしたけど特にそんなことはなかった話

セガのゲーム機、ドリームキャストで発売された「シェンムー」がすごく好きで、学生時代に色々な遊び方をしながら4回通りはクリアしたと思います。シェンムーとは、格闘ゲームのバーチャファイターをベースにしたRPG、として企画されたゲームで、中国人マフ…

漫画のサイン本の入手関連

漫画家さんのサインの入った本、たくさんは持っていないですけど、いくつか持っているのでその入手の話をします。 僕が最初に入手したサイン本は、学生時代にこうの史代さんに書いて貰った「夕凪の街・桜の国」の単行本です。これは直接貰ったわけではなくて…

「ねぇ、ママ」を読んで思ったこと関連

池辺葵の「ねぇ、ママ」はエレガンスイブにたまに載っていた、母と子をテーマとした連作短編の物語です。この前、単行本が出て、電子書籍でも出ています。僕はこの漫画にすごく感じ入るところがあったので感想を書きますが、それはそうと、僕の感想からでは…

無線通信技術に学ぶ人間同士のコミュニケーション関連

はじめに 「通信」とはざっくり言うと「ある情報をある所から別の所に送る」ということです。これを僕は人間同士のコミュニケーションでも同じだと思っていて、人間は自分の頭の中にある情報を、何らかの方法で他人の頭の中に伝えたりします。それらの情報は…

ミュシャ展に絵を見に行った話

始まってから何回か行こうとして六本木まで行くのがめんどくなってやめてたミュシャ展に、そろそろ終わると思ってあわててこの前の日曜に行ってきました。開催終了期日を翌日に控えた日曜日なので、完全に混雑が予想されましたが、朝の8時40分ぐらいに乃…

感情とそれを理性で制御すること関連

少し前、身内が亡くなった。僕はその報せを受けてああそうなのかと思った。身近な人が死ぬのは初めてではないし、看取ったこともある。良くも悪くも最近ではそういうことに慣れてしまったような気がする。 小学四年生のときにひい婆ちゃんが亡くなった。それ…

物語のグラフ複雑性問題について

お話の展開が分かりやすい漫画と分かりにくい漫画というものがあると思います。そこにはいくつかの原因が考えられますが、代表的なもののひとつはストーリーのグラフの複雑さに起因するものじゃないかと思っています。 ざっくり言うと、今紙面上で起こってい…

「シュトヘル」の最終巻を読んで感じた人生の微積分関連

先日、「シュトヘル」の最終巻が出ました。雑誌でも読みましたが、単行本でも読んだので、思った話を書きます。 この漫画は現代の高校生の少年スドーくんが不思議な少女スズキさんと出会ったことをきっかけにその精神がタイムスリップしてしまい、チンギス・…