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漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

漫画を描くことを趣味にできないかという試み関連

去年の今頃あたりから、なんとなく起承転結がちゃんとあるような漫画を描きたいなあと思って、いい歳して急に漫画を描き始めたりしました。それで同人誌を2回作って2回コミティアに参加しては、お友達やインターネット関連知人に呼びかけて買ってもらった…

「D-ASH」を読んで思い出す無敵の小学生の話

多くの人の場合、大人になると自分が今どれぐらいの速さで走れるかどうかにあまり興味が持たなくなると思う。そもそも全力で走る機会もほとんどない人も多いんじゃないだろうか。世界のトップレベルの話でもなければ、他人より何秒か速く走れることで、得を…

「高3限定」と人柱について

うらびれた田舎町にある全寮制の一貫校、その閉鎖的な世界に生きる少年、小野はある噂を耳にする。「高3限定」、教師の池田が毎年ひとりの生徒と、高校3年生の1年だけを限定に恋人関係になっているという話だ。池田は綺麗な顔をした男性で、そして、いつ…

「BEASTARS」に感じる共同体の抱える矛盾の話

チャンピオンで連載中の「BEASTARS」を毎号楽しみに読んでいます。 この物語は様々な動物が人のような社会を構築した世界のお話です。主人公はハイイロオオカミのレゴシくん。物静かで言葉少ない少年で、肉食獣の大きな体を猫背にまるめて、多種多様な動物の…

僕が考えた漫画ことわざ

「泣いて馬謖を斬る」とか「髀肉の嘆」など、三国志由来のことわざ(というより故事成語なのでしょうか?)があるのだから、漫画由来のことわざもあってもいいんじゃないでしょうか?と思って、適当に作ったやつを実際に使ってみたりするんですけど、そもそ…

キャラ立ちの向こう側

「キャラが立つ」という言葉がありますが、その言葉が意味するところはどういうものであるのか?というのを自分なりに考えてまとめたことがあります。 mgkkk.hatenablog.com ざっくり言うと、キャラが立っていないというのは、「そのキャラクターが物語を決…

「雑草たちよ大志を抱け」と真面目な子、そして笑顔について

学校の掃除を真面目にやる子供を見て思う気持ちみたいなのがあります。他の子供たちが先生が見ていないのでサボっているときに、一人でもくもくと掃除を続けているような子供です。 そのような子供がそうしている理由は様々でしょう。見られていないからとい…

根拠のない自己肯定感は信仰に似てる

根拠のない自己肯定感が持てるとか持てないとかいう話、僕自身は近年持っていると自覚しているのですが、なぜ持てている感じなのかというと、あるとき持つことにしたからです。以前、以下のような文章を書きました。 mgkkk.hatenablog.com さて、根拠のない…

コミティア119に出ます

色々立て込んでいるはずなのに、うっかり申し込んで漫画も描いてしまったので、コミティア119に出ます。 イベント名:コミティア119 開催日時:2/12(日) 11:00-16:00 開催場所:東京ビッグサイト 東5・6ホール スペース:Y07a サークル名:七妖会 「爆弾…

「人喰いの大鷲トリコ」で感じたコミュニケーションの話

少年が目を覚ますと、そこには巨大な生物がいた。その生物は鳥のようにも猫のようにも犬のようにも見えた。少年は鎖で繋がれたその生物を解き放ち、食べ物を与えた。そこがどこかもわからない場所で、自分がなぜそこにいるのかも分からない状態で、少年とそ…

FF15でプレイヤーの僕が果たした役割について

FF15は一ヶ月前ぐらいにクリアしたんですが、結構速めにプレイ時間が40時間ぐらいでクリアしてしまいました。なぜなら、その後すぐに龍が如く6も買ってしまったので、このまま無限に遊べそうだけれど、そうすると他のゲームができないから仕方がないと、断腸…

僕の人間関係不得意の話(2017年初頭の状況)

とにかく対人関係が苦手である。 それでも生きていくためには他人と関わらないといけないので、どうにかこうにか工夫をして沢山の人間の中で暮らしている。そもそも自分はなぜ他人の存在がが苦手なのだろうか?ということを昔からずっと考えているのだけれど…

伝統的な漫画表現技法というものについて

「伝統」という言葉は使い方が難しく、例えば明治時代以後に慣習となったような行事に伝統という言葉を用いてしまうと、「近代以後に作られたものを伝統と呼ぶなどけしからん」と物言いをつける人がいるそうです。ある慣習が100年以上続いていても伝統と…

「BILLY BAT」における白と黒の違いについて

以前、最終巻発売後にざっくりとした感想を書きましたが、もうちょっと細かい解釈の話を書きます。 mgkkk.hatenablog.com 「BILLY BAT」は浦沢直樹の漫画で、ビリーバットという謎にキャラクター急かされるように漫画を描く漫画家たちを主軸にした物語です。…

2016年、漫画関連個人的振り返り

2016年は個人的にめちゃくちゃ忙しく、また、社会的立場にも色々な変化が発生したので、なんだか昼間っからダラダラと漫画雑誌などを読みつつ、自分の仕事を期日までに仕上げてればいいでしょ?的な、しばらく続いていた穏やかな状況が壊れつつある感じ…

2016年に買って(今ちょうど)役に立っているもの

今実家に帰省中なのですが(道中色々寄り道の旅をしてやっと帰りついた)、スマホ2つとタブレットとゲーム機とモバイルバッテリーとなどなど、USBで充電できる機械をたくさん持ち歩いて帰ってきていて、移動中や調べ物や暇つぶしにがっつり使いまくっている…

物やサービスの適正価格関連、雑多な話

物やサービスの価格を提示されたとき、それを高いと思ってしまったり安いと思ってしまったりすることがあります。それは多くの場合、「このあたりのものは大体これぐらいの価格だろう」という事前の認識を持ち合わせていて、それと比較して高いとか安いとか…

作品の適切な褒め方がいまだにちっとも分からない話

何かの作品を見て、ウワーッこれはすごい!!と感動したときに、それを褒める言葉にするのはどうすればいいのか、いまだに適切な方法が分かりません。 ひとつの方法としては、自分が他人に褒められて嬉しかったことを参考に、同じことをしてみるというものが…

「この世界の片隅に」の映画を観たあとに思ったこと関連

映画を公開初日に観たんですが、ようやく言葉になってきた感じがするので今さら感想を書きます。ちなみに原作は連載時に既読です。 この世界の片隅に、ちょっと胸いっぱいでなんともならない感じです。 — ピエール手塚 (@oskdgkmgkkk) 2016年11月12日 上映開…

過去や未来や異世界を舞台にした物語に現代の常識が紛れ込む問題

例えば過去や未来や異世界を舞台にした物語の中で、なぜか現代の日本の常識を持った人物が登場するということがよくあります。それはなぜでしょうか? 結論から書くと、それはその物語の想定読者が現代の日本の常識を持った人間だからだと思います。 人間の…

「晴れ間に三日月」を読んだ関連

イシデ電の「晴れ間に三日月」を読んだのですが、面白かったのでその感想を書きます。 このお話は、ある女の人が彼氏(バンドマン)を、幼馴染の親友に紹介したところ、その彼氏がその幼馴染に一目ぼれしてしまい、目の前でフラれてしまうというところから始…

自分の優位を他者否定でしか示さないやり方について

これから書くのはただの悪口なんですが、どうにもよくないんじゃないかと思うやり方があって前々から引っかかっています。どういうやり方かというと、自分が優れていることを主張するために、自分の優れている部分を他人に見せるのではなく、他人を「優れて…

「エアマスター」を読むと元気が出る話

なんか嫌なことがあったり、やる気がでないときに「エアマスター」を読み返すことがあるんですが、なぜかというと、僕はエアマスターを読むと元気になる体質だからです。エアマスターという漫画は人間の感情がパツパツに入った風船みたいなものです。触れる…

主人公が成長してしまう物語は無限には続けられない話

主人公が成長する物語がすごく好きです。しかし、主人公が成長する物語は連載を長くは続けられないんじゃないかと思っています。なぜなら、人間は無限に成長するわけにもいかないからです。 それは肉体的な強さの成長でもそうですが、それ以上に精神の成長に…

事件を起きる前に解決できない探偵関連

事件を解決する物語の中の「探偵」の基本的な性質のひとつは「手遅れ」であるということです。探偵という存在を物語におけるを機能として考えると、何らかの事件が発生することでようやく、その解決のために出動要請がかかります。多くの場合、どんな有能な…

「HUMANITAS ヒューマニタス」と矛盾する複数の常識の話

ビッグコミックスペリオールにたまに載ってたオムニバスシリーズ「HUMANITAS ヒューマニタス」が単行本になったので、やったーと思って買って読んで、めっちゃ面白いなー!とか思っているので、その話を書きます。 ヒューマニタスの単行本は、3つの話で構成…

「聲の形」の映画を観たので、漫画も読み直した関連

「聲の形」の映画を観たんですが、アニメだからこそできる部分、つまり色のついた絵が動き、音があるということで、原作では漫画というフォーマットであるために表現が難しかった部分も描かれている感じがして、とても良かったです。 聲の形は、耳が聞こえな…

自分流、根拠のない自己肯定感の持ち方について

僕が考えるに「根拠のない自己肯定感」を持つ方法はひとつです。それは「今この瞬間からいきなり持っていると認識する」というものです。 なぜならその自己肯定感には根拠がないので、それ以外に持ち方があるはずがありません。もし、根拠のない自己肯定感を…

大きな本屋やホームセンターに行くと自分が平凡な人間だと思う話

大きな本屋とホームセンターは似てるなあって思うことがあるんですけど、どういうことかというと、そこには実は自分にとって過不足ない品ぞろえがあるということ、そして、目的を持たないとその事実に気づけないということです。 何か興味を持ったとき、それ…

「BILLY BAT」の最終巻を読んで思ったことについて

先週「BILLY BAT」の最終巻が出て読んだので(連載でも読んでましたが)、とりあえず今の時点で思っていることを書きます。 正直なところ浦沢直樹の「BILLY BAT」という漫画がどういう漫画なのかということをいまひとつ諒解できぬままに連載を読んでいました…

左向きと右向きの顔の描きやすさの差について

絵を描く人なら陥ったことのあるだろう、顔の向きによる描きやすさ問題というやつがあると思います。左側を向いている絵は描きやすいですが、右側を向いている絵は描きにくいのです。 さすがに全く描けないわけではないですが、描きにくいと感じるので、でき…

「将太の寿司」の寿司はなぜ美味いか?

寿司職人の漫画「将太の寿司」がすごく好きなのですが、読んでいると作中に登場する寿司が美味いということが分かります。ではなぜ将太の寿司に登場する寿司を美味いと思うのでしょうか? 1.見た目が美味い 料理を美味しそうに描くのは難しく、しかも白黒…

他人の言うことをできるだけ聞かずに生活する話

僕は他人の言うことを聞くのがあまり好きではないので、できるだけ他人の言うことを聞かないで生活したいと思っています。ただ、僕は一人で生きているわけではなく社会で生きているので、生活を送る上で逆に自分の言うことを他人に聞いてもらったりも全然し…

漫画に見る、逃げた人の話、立ち向かう人の話

漫画を読むにつけ「逃げないで立ち向かう」という価値観の方が「逃げ出した」という価値観よりも肯定される頻度が高いように思います。それはおそらく漫画では最終的に主人公側が勝つ物語になる場合が多いからでしょう。逃げ出したということを理由に勝つと…

「ガンバ!fly high」を久しぶりに読み直した話

ガンバ!fly highは、中学生の藤巻駿が、全くの初心者であるにもかかわらず、「オリンピックの金メダルをとりたいんです」などと無茶な宣言して体操部に入部、最終的には金メダルをとるというお話です。リオオリンピックの体操の中継を観ていて、すごく良か…

インターネット揉め事関連雑感

常日頃から他人に対して攻撃的な人もいるにはいると思いますが、だいたいの人は、何もなければおだやかに日々過ごしているものだと思います。でも、そんな人でも場合によっては攻撃的な感じになることがあるんじゃないでしょうか?そのための条件のひとつは…

作者の名前に敬称をつけるかどうか問題

インターネットに漫画とか映画とかゲームとかの話を書くとき、その作者の名前に敬称をつけるかどうかに迷ったりします。つまり、知り合いでもないのに呼び捨てしてもいいんだろうか?って思うんですけど、色々考えた結果、僕は基本的には呼び捨てにすること…

漫画を描いたのでコミティア117に出ます

なんとなくコミティアに出たいと思ったので漫画を描きました。なぜコミティアに出たいと思ったかというとなんとなくです。僕が思うに「なんとなく」というのは、人生をいい感じにやっていくためには絶対に無視してはいけない種類の感情だと思います。なぜそ…

シン・ゴジラのシン(秦)について

はじめに 「シン・ゴジラ」を公開の次の日に一回観たんですけど、そのあと4DXでももう一回観たりしました。面白かったからです。その内容に関しては面白かったなあということ以外に特に言いたいことはないんですが、「シン」って何かね?っていうことが気に…

電子書籍で漫画雑誌を買いはじめてから何年か経ちました

日常的に漫画雑誌を電子書籍で買いはじめてから多分2年半ぐらいが経ちます。アフタヌーンの電子版が配信され始めたときあたりから、雑誌は徐々に電子版で買うことが増えました。それによって色々感覚が変わったところがあるので、それについて書きます。 僕…

ポケモンの自己同一性問題(またはスワンプポケモンの話)

スマートフォン用の位置ゲーム、「ポケモンGO」が日本でも配信されたので、流行に波乗りしてやり始めました。しかし、遊んでいるうちに哲学っぽい感じの問題に行き当たったのでシェアさせて頂きます。 ポケモンGOは位置情報をベースに、色んな場所にいるポケ…

自分の好き嫌いを表明することと価値観の闘争について

何かが嫌いなのは仕方ないよなあって思っています。例えば、何かを食べて「不味い!」と思ってしまったら、それを美味いと思う人にどんなに丁寧にその美味しさを説明されても、「やっぱりこれは美味い」と心変わりすることは難しそうだし、そういうのは個々…

FF8の位置ゲー(Final Fantasy VIII GO)を考えました

ポケモンGOがやりたいんですけど、まだ日本でサービス開始されないという暇に任せてFF8の位置ゲーを考えました。 ポケモンGOとはNianticという会社が作っている、ポケモンのゲームで、スマホのGPSによる位置情報と紐づけられ、特定の場所にポケモンが出現し…

最終回のない物語について

物語には始まりがあって終わりがある場合が多いと思われますが、世の中には最終回を迎えず、終わらない物語もあります。例えば掲載誌が休刊して続きが載らなくなってしまったとか、作者が病気で描けなくなってしまったとか、作者が亡くなってしまったとか、…

【世界初】レジプラをデコる【たぶん】

この前の土曜日、秋葉原で開催していた「技術書典」というイベントに行ってきたのですが、そこで、レジプラと言う機械を買いました。レジプラとは同人誌即売会などで会計管理をするためのレジソリューションです。iPhone用のレジアプリは既に色々ありますが…

本から読み取れるものの話

世の中には色んな本があります。そして、世の中には色んな人がいます。しかし、人が本から読み取れることは基本的に2種類だけだと思います。それは「わかっていること」と「わかりかけていること」です。もし、例外的なものを1つ付け加えるとしたら、「こ…

「うしおととら」における鏢の復讐について

ことのおこり 中国は広東省、とある市に近い村、その時代にはまだ街灯も少なく、夜になれば、吸い込まれそうなほどに暗く深い闇があったという。そんな闇の中を、男がひとり家路を急いでいた。薬屋に勤めている平凡な男だ。代わり映えしないが満たされた毎日…

ドラゴンボールにおける悟空のいない未来の話

ドラゴンボールの人造人間編は、人造人間たちの暴虐により荒廃してしまった未来から、タイムマシンに乗ったトランクスがやってくるところから始まります。トランクスは、サイヤ人の生き残りであるベジータと、地球人のブルマの間に生まれた混血児であり、時…

Arduboyをゲットした話、あるいはゲーム作りをゲーム化する話

僕が考えるところのゲームとは? 多分何回か書いていますが、僕はゲームの最小単位、つまり、僕がゲームと認識しているものから、可能な限りあらゆる条件を剥ぎ取っても最後に残るものを、「プレイヤーが入力して、画面に何らかの反応が返ってくること」だと…

「こども・おとな」と自分を形作る他人の話、ほか

福島鉄平の漫画には、情緒の機微のとっかかりにガンガンとフックをひっかけられて揺さぶられてしまうものが多いのですが、この前単行本が出た「こども・おとな」もまたそのような感じでした。 作中で描かれる日常の風景の、ぱっとしか見なけば平坦に見える表…