漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

インターネットvs著作権関連雑感

「インターネット」というものが何であるかというと、その解釈のひとつは「コピー」なのではないかと思います。サーバに存在している情報を手元のクライアントにコピーすることができるのがネットワークの機能のひとつだからです。インターネットは世界中の…

ダメな労働環境と足りないお金関連

漫画家のアシスタントの労働環境が悪いという話題を目にして、思ったことを書きます。 僕は漫画家のアシスタントをしたこともないですし、漫画家だったこともありません。出版関係の仕事もしていません。なので、ここで思うのは、漫画家のアシスタントの労働…

2017年のお気持ち振り返り

なんとなく時間が空いたので、早々と今年一年感じたこととかを振り返ってみるかという気持ちになったので、なんとなく書きます。 僕はあまり人間の意志の力というものを信じていない。なぜなら僕自身がとても意志の弱い人間だからだ。今日だって朝早くに起き…

メンタルへの二重の極みについて

二重の極み(ふたえのきわみ)とは、「るろうに剣心」に登場する技で、拳を指の第三関節を曲げない状態で一撃を加え、そしてその後の刹那のタイミングで第三関節を曲げてもう一撃を加えるという技です。厳密に言えば、刹那の二連撃さえ満たせばいいので、や…

「ここは今から倫理です。」といつか来る読書にうってつけの日

グランドジャンププレミアムで連載中の「ここは今から倫理です。」の第一巻が出ました。このお話は、学校の倫理の先生が、悩みを抱えた色んな生徒と倫理の話をするというもなんですが、それが本当にすごくよいわけなんですよ。 学生さんは若いので、なんとい…

蝶のように漫画を読み、蜂のように絵をパクる話

僕は絵を描くのが好きなんですけど、ほんとすぐに他人の影響を受けた絵を描きます。つまり、良いと感じた絵を容赦なくパクりまくっています。 そもそも僕は絵を見るのが好きなんですけど、世の中のほとんどの絵は僕個人に向けては描かれていないじゃないです…

感想をネタバレ込みで喋っていいタイミングが難しい問題

漫画の感想を言いたい気持ちが一番盛り上がるのって、読んだ直後じゃないですか。でも、感想ってそのお話の展開に関するものが含まれることが多いので、少なからず未読の人に対するネタバレになってしまうわけです。なので、それを実際にネットに書いたりす…

私の頭の中の傑作について

何か作品を作る上で、「頭の中にあるうちは傑作」というような考えがあります。最初にこれを何で読んだか聞いたかは思い出せないんですが、子供の頃に既に聞いたことがあった気がするので、きっと昔からある考え方ではないかと思います。そして、それはもし…

サイヤ人が大猿になる理由について考えました

ドラゴンボールに登場するサイヤ人は、一見地球人と同じような見た目ですが、なんと尻尾が生えています。そして、満月を見ると大猿の姿に変身してしまうというのです。なので、僕は尻尾が生えた人間が、満月を見て大猿の姿に変身したとしたら、この人はもし…

お話が進むと怖さが減りがちなホラーのジレンマ関連

ホラーの難しいところなんじゃないかと思うんですけど、物語が始まってすぐのあたりが一番怖く、お話が進むにつれてそれほど怖くなくなってしまうケースがあるんじゃないかと思います。 例えば「双亡亭壊すべし」は、双亡亭という不思議な建物の中で巻き起こ…

人間は30年先を考えて生きられるものなのか?

以前、マンション投資の電話が頻繁にかかってきていた時期があり、電話を繋いだままで適当に話を聞いてみると、大体こういうことだそうです。 僕が銀行から借金をしてワンルームマンションの部屋を買う その部屋に入居する人の家賃をローン返済に割り当てる …

カイジの石田さんに見る物言わぬ弱者関連

「賭博黙示録カイジ」に登場したおっちゃん、石田さんのことをたまに思うけど、石田さんのことを思うと悲しくなる。それは作中で、石田さんの死に接したカイジが思ったことと同じだと思う。 石田さんはなんでもないおっちゃんで、とにかく人に騙されやすい。…

「甘い水」におけるエントロピー増大に抗う力関連

僕は、全ての人間は与えれた環境にその能力の範囲で順応して生きていると思っています。人間がその環境に対して能力が足りなかったり、能力があるのに環境がそれを許さなかったりする状況においては齟齬が発生し、その結果、悩み苦しんだりするものではない…

個々人が持つ情報量は絶対値をとれば大差ないんじゃないか関連

人間の認知には限界があるんじゃないかと思います。 目にするもの耳にするもの、その他色々な方法で体験するもの、ひとそれぞれあるでしょうけれど、時間は誰にでも平等ですし(重力に極端な変化がない限り)、様々な感覚器から得た情報を処理できる量も大差…

映画「ドリーム」をダシにした価値あるものを価値があると言い続ける話関連

「ドリーム(原題はHidden Figures)」は、アメリカのNASAの宇宙開発計画の中にいた3人の非白人女性を描いた物語です。原作はノンフィクションで、それは、コンピュータという言葉の主たる意味が、現在のように計算機械のみではなく、まだ数値計算を行う人…

幽遊白書に隠された予言

幽遊白書の魔界の扉編において、主人公の幽助たちは、人間界と魔界を繋ぐ界境トンネルを開けようと目論む、仙水たちと戦うことになります。仙水たちは7人組で、それぞれにコードネームがついています。 暗黒天使(ダークエンジェル) 門番(ゲートキーパー…

ジョジョの奇妙な麻雀の思い出関連

数日前になんとなくした思い出話がうっかり軽くバズってびっくりしてしまいましたが、ほとぼりも冷めたようなので、安心してもうちょっと細かい話を書きます。 学生のときに、ジョジョの奇妙な麻雀という、一局始まる前にタロットカードを引いて、暗示された…

人間が狂わないようにするためのやり方関連

人間は狂うときがあると思っていて、ここで言う「狂う」という状態は、その人が狂っていないときには絶対しない判断を、狂っている状態ではしてしまったりするということです。それは例えば、精神的なあるいは肉体的な自傷行為であったり、他人に対する同様…

死んだイヌはイヌじゃない、イヌの形をした肉関連

「死んだイヌはイヌじゃない、イヌの形をした肉だ」というのは、「寄生獣」の主人公である泉新一くんの言葉です。 謎の寄生生物にその右腕を喰われてしまった新一くんは、その後、自分の右腕を模したその寄生生物、ミギーとの奇妙な同居生活を始めることにな…

「サンダーボルト」の感想と完結編が楽しみな話

最近漫画を描いてコミティアに出たりもするようになったんですけど、そもそも僕がコミティアに毎回行くようになったのは、欲しい漫画がそこにあるという感じになったからです。なので、今回はその欲しい漫画について書きます。 この人が新刊を描いたら絶対ゲ…

ロールプレイングゲームとしてのドラクエ雑感

ドラクエ11をクリアしました。すごくよかったです。感想を具体的に書くとネタバレの話になってしまいそうなので、今はまだその時ではないなと思っており(身近にもまだクリアしていない人がたくさんいる)、それはまた今度にします。今回はドラクエ11を…

個人的な逃げなかった話と逃げ続けている話

中学生の一時期いじめを受けていた。 内容は悪口と暴力と性的な嫌がらせで、きっかけは、僕がクラスのある女の子と仲が良かったことだったそうだ。どうやら、その女の子のことを好きな別の男の子がいて、いつからか、その男の子と同じ部活の人たちからの僕に…

コミティア121参加報告

以下、これの話です。 mgkkk.hatenablog.com 寝坊しつつ、ギリギリに会場に着いたら、頼んでいた本が到着していたので嬉しくなってしまいました。デジタルの画面でしか見ていなかった絵が、物体に変換されていたので、印刷所の人に感謝の気持ちしかありませ…

「HOTEL R.I.P.」と幸福の条件

「HOTEL R.I.P.」はエレガンスイブで連載され、現在はチャンピオンタップで連載されている漫画で、この前第1巻が出ました。 この物語は、生前に何らかの思いを残して理不尽に死んでしまった人たちが、この世とあの世の狭間に存在するホテル、レストインピー…

○○が好きな自分が好き関連

インターネットをぼんやり見ていると、「あなたは○○が好きなのではなく、○○が好きな自分が好きなだけでしょう?」みたいな言葉が、誰かを批判するために用いられているのを目にすることがあります。 しかしながら、僕はこの言い回しにひっかかるところがあり…

30代漫画好きが、急に同人活動を始めるとこうなる

8月20日(日)に東京ビッグサイトで開催されるコミティア121に出ます。スペース番号はQ30a、サークル名は七妖会です。 1年半ぐらい前にふと漫画を描いてみようと思ってから、手探りで漫画を描き始め、とりあえず今回で3個目の漫画が出来たという経緯…

漫画の中の恋愛に読者が第三者的な妥当性を求めてしまう関連

漫画の主人公って、モテがちじゃないですか。色んな異性と付き合ったり結婚したりする可能性が提示されるわけです。ただ、可能性は沢山あれど、物語の結末はその中で1人だけが選ばれるものになりがちです。ここで気になるのは、では誰が選ばれるのか?とい…

続・漫画における天狗の抜け穴の話

以前、ドラゴンボールの作劇のテンポの良さの影には「天狗の抜け穴」的なところがあると思うという話を書きました。 mgkkk.hatenablog.com 「天狗の抜け穴」というのは僕の中だけの概念で、キテレツ大百科に出てきた発明品の名称を拝借しています。この発明…

唯一無二の正解をかき集めることで逆に息苦しくなる関連

世の中には沢山の人がいて、僕がするような経験を先にしている人がいたりする。そういう人たちから、色んな知見を教えて貰えることがある。それは例えば、自分のときはこうだったので、あなたもこうすればよいという内容で、僕はそれをありがたく聞くけれど…

屏風から虎を追い出すのが大変な話

まずこれはシステム開発のお仕事の話なんですけど、関わると非常に大変な気持ちになったりします。 ここで言うシステムとは、何らかの目的を果たすためにコンピュータで作られた仕組みのことです。コンピュータは決まったやり方を繰り返すことにおいては人間…