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阿佐ヶ谷ロフトAでイベントをやりました関連

 このブログでは事後報告になりますが、10/16(日)に阿佐ヶ谷ロフトAでイベントをやりました。僕が参加しているWebラジオ「人生思考囲い(略してじんしこ)」のイベントです。

 

 

 もともとこのラジオは、中野でいちさんとあらばきさんの2人がやっていたもので、そこに僕が途中からゲスト参加し、そのまま居着いた感じになっています。基本的に毎週配信しているので良かったら聞いてください。

www.youtube.com

 

 さて、なぜイベントを開催することになったかというと、ある日、阿佐ヶ谷ロフトAのブッキングの方からイベントをやってみませんか?と連絡があったからです。自分たちでやりたいですと売り込む必要があるなら開催されないようなものも、開催してみませんか?と外から言われるとやる気にはなるもので、イベントをやってみることはスッと決まったのですが、時期をいつにするか?という問題があり、せっかくだから僕の単行本が出たあとにしましょうとなって、この時期になりました。

 

 とはいえ、自分たちにどれぐらいの集客能力があるのかが不明だったので、チケットの予約が始まるまでは、知り合いがぽつぽつとしか来ない状況だったらどうしよう?そのときは阿佐ヶ谷ロフトA貸し切りの飲み会と思えばいいや、などと言っていたのですが、結果としては、夕方に予約開始すると日付が変わる前には完売。その後、相談して追加席も出してもらったのですが、それもすぐに完売したので、驚くと同時に安心しました。

 ゲストとして、ニャロメロンさんと位置原光Zさんという人気者のお二方が来てくれたのも良かったのではないかと思います。

 

 そういえばあらばきさんがいくつかグッズを作ってくれたんですが、僕と中野さんがそれに対する反応がイマイチで、誰か買ってくれますかね?赤字でもいいから記念品としてやりますか、とか言っていたら、実際は会場に来てくれる人はガンガン買ってくれたので、少量しか作っていなかったためにすぐに完売してしまいました。あらばきさんには、ごめんねと思いました。

 後日他の人にその話をしたら、「手塚さんは、オタクがどれだけ絵が入ったアクリルを好きかを分かっていない」という貴重なご意見がありました。

 

 さて、当日のレポをします。

 

 当日、開場の1時間と少し前ぐらいに阿佐ヶ谷ロフトAに着くと、中野さんから「あらばきさんが考える限り最悪の状態になっています」と伝えられました。どういうことかと聞くと、グッズのキャップの入ったダンボールを電車の網棚に忘れてしまい、探しに行っているとのことでした。

 つまり、原価の一番高いグッズであるキャップが会場に届かない&あらばきさんが開始時刻に間に合わないという2つの可能性があり、熱くなってきやがったぜ!!と思いました。

 

 少しして、キャップ以外のグッズを持った位置原さんが到着。開場は12時でしたが、11時からグッズ販売だけするとの予告をしていたので、至急販売の準備をしましょうという感じになり、みんなで手分けをして並べたりしていたところ、11時には最初のお客さんが到着し、「少し待ってください!今準備をしています!」と待ってもらい、まるでコミティアで同人誌の当日製本をしているようだなと思いました。

 

 そんな中、あらばきさんが到着。手にはキャップの入ったダンボールを持っていて、僕は既に半ば諦めていたので、本当に回収できたんだ!とびっくりしました。キャップは数が少ないのですが、その割に購入希望者も多かったので、先着順ではなく、最後にジャンケンで取り合いにしましょうということにしました。

 

 そんなこんなで、思った以上に早めに来てくれるお客さんも多く、開場時間までにステッカーを少しだけ残してグッズは完売、色んな人が来てくれているので挨拶をしたりしていたところ、実は抽選プレゼント用の本にサイン本を作らないといけないことを思い出し、それぞれが持ってきた本を回しながら、慌てて寄せ書きサインを描いていたら、もう始まる時間になり、嘘!もう!!と慌ただしく登壇開始。

 

 今まで阿佐ヶ谷ロフトAでのイベントには客として何度も来ていたので、ステージから客席を見るのは新鮮でした。

 

 リスナーの皆さんからいい感じのメールを沢山貰っていたので、それらをひとつひとつ読みながらいつものように話し、途中で、位置原さんが用意してくれたフリップ芸バージョンのデカパイなぞなぞで盛り上がり、という感じです。フリップ芸の中で位置原さんが僕の漫画のキャラを描いてくれたので、めっちゃ嬉しかったです。

 

 

 その後、少し休憩を挟んで、質問コーナーをやり、その後、中野さんの「君の戦争、僕の蛇」、僕の「ゴクシンカ」のそれぞれの第1話についての解説コーナーをやりました。漫画を画面に映しながら、どういう意図でこのような話になっているかを開設していくという内容です。あとでSNSを確認すると、配信で見てくれた人を含めてこのコーナーが好評だったのでとても良かったです。

 漫画に限らず表現物は、そのものだけで完結しているのが格好よく、言葉で別途捕捉するのは野暮というのも分かります。一方で、作者がやろうとしていたことが100%読者に伝わるということもないものだと思っていて、そこの話ができるのは面白いと思うんですよね。それは僕が漫画関係のイベントにお客さんとして参加したときに、そういったことを思うからです。

 

 最後はプレゼントの抽選を行い、キャップ争奪のじんしこジャンケンをやり、まとめをやって終了という感じになりました。

 このイベントについてはまだ配信アーカイブがあるので、興味がある人は見てみてください。まだ間に合う(まだマーニーあう)。

twitcasting.tv

 

 イベントをやってみた感想としては、やってよかったということと、なにより人が来てくれてよかったなということです。いつも3人だけで話しているものを、誰がどのように聞いているかが不明でしたが、沢山の人がいる場所で直接的なリアクションが得られるのが新鮮でした。それは見に来てくれた人たちもそうだったようで、いつもは一人対僕たち3人という形で聞いているラジオが、沢山の人と一緒に聞くというのが新鮮だったと複数の人が言っていました。とにかく面白かったです。

 いつに開催になるかは分かりませんが、第二回をやることにも皆ポジティブなので、年に1回ぐらいはできるといいなとなんとなく思っています。

 

 そういえば、別のイベントの告知になるのですが、11月19日に「マンガのハナシフェスティバル」というイベントに登壇します。なんと僕が「ミスター味っ子」や「将太の寿司」「喰いタン」の寺沢大介先生と対談をするという時間となっています。

 

 これまで将太の寿司が大好きだと散々アピールしてきた結果が結実したようでとても嬉しいです。

mgkkk.hatenablog.com

 

 少し前に人に、「ピエールさんは漫画を描いているということを色んな人に応援されていていいですね」と言われて、それは本当にそうだなと思いました。それによって漫画家としての露出の機会や、単行本の宣伝機会を貰えたりするので、せっかく応援してもらえているのだから出来れば単行本の売り上げとしても結果を出したいなと思います。皆さんの見る目は正しかったですよと言えるのが一番の恩返しになるかなと思うからです。

 頑張るぞ!!