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もし美少女になったら関連

 最近、とみに忙しく、やらないといけないことがあまりにありすぎるために、別にやらなくてもいいかと思えることがどんどん後回しになっていて、セルフネグレクト気味になっています。そもそも自分のことをかなりどうでもいいと思ってしまう人間なので、自分のことについて様々なケアをするということが得意ではありません。

 最低限健康に生きられる部分を確保したら、それ以外のことにかける労力限りなく最小化して、そこに生まれる時間をやらなければならないことに全投入するような生き方をしています。それで楽しくやっていますが、本当はもっとちゃんとケアをした方がいいだろうなとは思っています。

 

 オタクの話で、自分が美少女になったら?みたいなことを考える話があると思うのですが、自分なこんな人間だということを考えると、もし明日の朝いきなり美少女になったところで、多分自分には、その美少女性を長期間維持することができないだろうなと思います。

 

 美少女性というのは肉体が自然にあればいいものではなく、例えば、ファッションに気を使っているとか、食べ物に気をつけたりしっかり運動して体型を維持したりとか、スキンケアやヘアケアなどの各種ケアをやったりとか、化粧をしたりとか、あとは対人関係を愛想よくしたりとかがあってこそ輝くもので、そのための労力を支払うのが自分には全然できそうにもないと思ってしまいます。

 きっと、素材はいいかもしれないけれど、なんか変で近寄り難いか変な人しか寄ってこない感じの変な女の人になってしまうだろうなと思います。

 

 僕は変なおじさんですが、おじさんはある程度変なところがあるので、まあ許されているところがあり、おじさんでよかったなと思います。おじさんはとにかく楽で、楽だから、他に色んなことができているんじゃないかと思ってしまいます。

 

 あと、おじさんのいいところは、他人から仲良くしたいとあんまり思われないことです。基本的に黙殺されているので、対人関係も自分が望んで構築したもの以外はなくて済みますし、それがとても楽です。僕は対人関係ですごく消耗してしまうことが多いので、人付き合いができる量がとても限られています。

 ただ、付き合っても疲弊しない友達は結構いて、そういう人とは気軽に遊ぶことができます。でも、この世の中でそういう人を探して仲良くなるまでには何年もかけていますし、貴重です。僕の人生は、そういう友達を大切にして生きていけばいいので、変なおじさんであるために、それ以外の人間関係を他人からあまり求めらることがないのはとても楽です。

 

 昔、美人の友達と話してたら、色んな人から連絡を貰っていて大変そうだなと思いました。美人とは仲良くしたい人が多いようなので、色んな人から色んな連絡が来るようで、全てを受けるのも大変だし、それを断るのも大変だし、変な断り方をしたら逆恨みされたりするので大変みたいな感じなので、大変そうだなと思いました。

 幸いその友達は、あんまり対人関係が苦ではないようだったので、ちゃんとやれていましたが、僕がその立場だったら、あまり知らない人から連絡がくることに疲弊して、疲れ果ててしまっているだろうなという想像があり、自分が美人じゃなくてよかったよという話をそのときもしたと思います。

 

 人間関係が苦手なので極力やらずに済ませようとしているのですが、そんな自分にとって、この中年の変な身体はとても役に立っていて、誰も自分のような陰気な中年と第一印象だけで仲良くなんてなりたいとは思わないだろうと思っていて、それによって生きるのが楽になっているなと思います。

 変で陰気な中年でよかったです。生まれ変わるなら、また変で陰気な中年に生まれたいと思っています。それはそうと、自分の身体のケアはさすがにやった方がいいのでやっていこうとここのところ思っています。