漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

近年のインターネットの使い方関連

 インターネットにどっぷり浸かって20年以上になります。インターネットが好きなのは、今ここではないところに心を飛ばすことができるからでしょう。仮に知らない場所で知らない人に囲まれていても、スマホを手にとりインターネットを見さえすれば、そこは勝手知ったる自分の家の庭のようなものになるのです。

 

 外にいて落ち着かないときには、庭を見ていると楽になるし、庭に何かおもちゃを持ち込んで遊ぶのもいい。ここ10年ぐらいはダジャレと替え歌がずっと好きなので、目にした情報や漫画などにかこつけて何かのもじりをやったり、替え歌をして遊んだりしています。

 僕の見ているインターネットというかTwitter(現X)には同じようなことをしている人が沢山いるので、誰かが変な言葉を投稿し出すと、それに合わせてみんながそれぞれ似た種類の変な言葉を投稿したり、過去の類似する発言を再放送したりし始める。そんなことが楽しいのか?というと、一番楽しいと感じています。

 

 インターネットを通じて何かを成したいということは昔からあまりありませんでしたが、近年はさらにもっとどんどんなくなっていて、自分が好きな人たちと好きなような放言をしていられたらそれでよいと思います。しかし、今見えている好きなアカウントの人たちも、永遠の命はないですし、インターネットから遠のいてしまうかもしれないので、皆がいなくなって、今のこの快適な空間がいつかなくなってしまうことを考えたら、強烈にさみしくなってしまいます。

 

 この10年ぐらいをかけてかき集めてきた、この人は面白いと思うリストがあり、その人たちが何かをやっているのを見るのが好きですし、僕がやっていることに何らかのリアクションをくれるのが好きです。あんまり密なコミュニケーションはやっていなくて、やっていると疲れてしまうので、これぐらいの付き合い方がいいなと思います。

 

 会社の仕事はずっとしんどい状況をなんとかしようともがいていて、いつも精神が限界ギリギリのピッキピキになっているので、一回スマホを見て頭をそこから逃がしたあと、また取り組むというような、サウナと水風呂をいったりきたりするようなことを繰り返しており、これが精神に良いことなのかは分かりませんが、仕事の方だけにいるともう頭がおかしくなってしまうと悲鳴を上げそうなので、この行動パターンが一番仕事上のパフォーマンスが出るように感じて、今はそうしています。

 

 インターネットは好きだけど、世界中の色んな人と繋がれるみたいなことよりも、今ひとりで何かをしているのに、遠くのどこかに住んでいる好きな人との距離が近くにいるのがいい、みたいな使い方を好んでいるような気がします。

 

 いや、漫画の宣伝とかをするときには、知らない人に見て欲しいとかは思うか。でも、それぐらいです。

 

 そういえば、コロナ禍の自粛の時期には丸一年以上人と全く会わない生活をしていたのですが、孤独感はなくて、なかったのはインターネットがあったので、直接は会わなくても近くに人がいるなと思えていたということがあるなと思います。もしインターネットがなかったら孤独でおかしくなっていたかもしれません。

 そういう意味でインターネットが今あってよかったなと感じています。