漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

冨樫義博先生アカウントがあってうれしい(自由律俳句)

 「HUNTER×HUNTER」の続きが読みたいと思い続けていますが、「読みたい」という気持ちと、作者の冨樫義博先生に「早く描け」という気持ちは僕の中であまり繋がっていなくて、「描かなくてもいいけど、いつか描いてくれたらうれしい」と思う感じになっています。

 

 漫画が完結するかどうかなんかも僕はそんなに気にしてはいなくて、ゴンがジンと出会った時点で、当初の目的は果たしたので、一回終わったと思いますし、今はボーナスステージだと思っています。なにより、これまでもう十分以上の面白さを感じたと思っていて、仮に最終回まで描かれなかったとしても、これまで読んできた中で得られたものの大きさの方がよほど重要だなと思います。

 僕自身の価値観として、「どのように終わるか」というような最後まで読まないと得られないというものよりも、「今読んで面白い」とか「ここまで読んで面白かった」というようなことを重要視しているという話です。

 

 なので、随分前から、描いてくれたらうれしいし、描かれなくても仕方がないかなという感じに整理がついているのですが、それはそれとして「続きが描かれるのか、描かれないのか」というところに対しては、やっぱり心が動いてしまいます。描かれるなら読みたいからです。

 いつ描かれるのか?描く気はあるのか?今は作業中なのか?どれぐらいで再開する見込みがあるのか?みたいなところが、全く情報公開されない状態だと、頭の中に常に「どうなんだろう?」という気持ちが存在してしまいます。

 

 なので、今どういう状況なのかぐらいを知れるといいなと思っていたところに、Twitter冨樫義博先生アカウントの開設と毎日のような進捗状況報告が来たので、こんなに自分の需要に合致した出来事が起きることある!?!!??と思って大変助かりました。

 

 今は、先のネームがしばらくあるということ、作画が日々進んでいることが分かることで、それが読めるのが少し先になったとしても、進んでいるんだな、日々更新される進捗の数字が十分になったら読めるんだなと思うことができるので、これまでのように、いつか読めるんだろうか?と前振りのない発表を待っているのと比べると、心の中に占める領域が少なくなって楽になりました。

 

 一方確かに、急に発表されて、そのニュースに興奮が絶頂するみたいなのも、それはそれで体験として良かった気もします。ただ今の歳になると、興奮するのも疲れるし、SNSのトレンドに「連載再開」があることで念のため確認するなどの作業も必要なくなるので、とても楽になって良い状態になりました。

 本当に良かったです。

 

 余談ですが、冨樫先生がSNSでの立ち振る舞いに関しても安心するところがあって、最低限の報告と節目節目の定期的なサービスの画像だけで、人と個別のやりとりをする様子を見せないのでいいなと思います。大量の読者の反応がある中で、個別のコミュニケーションが発生することはあまりよくないと思うからです。なので、個別のリプライには反応を決して返さないスタンスを貫いてくれ!という祈りがあります。

 ジャンプで描いている漫画家さんの大半は、人間的な様子が伺えるアカウントを持たない感じになっているのは正しいと思っていて、自分の一挙手一投足に反応があることを気にしてしまうと身動きがとれなくなるでしょうし、そんなものに影響を受けないでほしいと思ってしまいます。

 あとは、リプライを見ていると海外のファンがたくさんいるのが目に入って、海外のファンがたくさんいることって今まで気にしたことがなかったので面白いなと思いました。

 

 とにかくそう遠からず連載が再開しそうなので楽しみです。よかったよかった。