今日は昼過ぎからファミレスでオヤツを食べつつ、最近買った漫画をまた一通り読み直したりしていたんですが、その間、「キン肉マン超人大全集」というキン肉マン関係の歌がたくさん収録されているCDを聞いていました。
このCD、色んな超人のキャラクターソングが収録されていて、めちゃくちゃいいんですが、曲の歌詞や途中に挿入される台詞にクセがあって、活躍の場が少ない超人はWikipediaの記述の羅列みたいな感じになっていて(もちろん当時はWikipediaはありませんが)、それも独特の味があって面白いです。想像するに、作詞家にキャラクターのデータシートのようなものが渡されて、それをもとに歌詞を書いているような感じではないでしょうか?
さて、僕が特に気になっているのは、超人たちの台詞に「食べ物を異常な量食べる」というものが含まれているのが多く、これがどういった事情でそうなっているのかは分かりませんが、すごく好きなので、その情報をまとめておきます。
具体的に言うと、Disc2の5番目から12番目の曲から8番目のキン肉マングレートの歌と10番目のスクリューキッドの歌を除く以下6曲が該当しているので、何らかの意図というか歌詞を書く上でのレギュレーションが関係しているんじゃないかと想像します(ちなみに作詞家も確認しましたが全部が同じ人というわけではありません)。
- アジアの狼(モンゴルマンのテーマ)「焼肉百人前食う」
- 無冠の帝王(ネプチューンマンのテーマ)「優勝したら牛の丸焼き十頭食うぞ」
- 覆面(マスク)の狩人(ビッグ・ザ・武道のテーマ)「お寿司百人分を頂こう」
- ストップ ザ タイム(ペンタゴンのテーマ)「私が好きな食べ物はハンバーガーだ、二百個は食うぞ」
- 魂のおたけび(ジェロニモのテーマ)「なぜかオラ、訳もなく稲荷寿司が好きなんだ、千個食うぞ」
- キケンだキケンだケンダマン(ケンダマンのテーマ)「タイトルはいらんが鯛焼き一万個食ってやる」
ちなみに、異常な量を食うものではないんですけど、キン肉マングレートとスクリューキッドの歌にも以下のような食べ物に言及する台詞があります。
- 偉大な魂(キン肉マングレートのテーマ)「早く食いたい、本場日本の醤油ラーメンを」
- 恐怖の回転ドリル(スクリュー・キッドのテーマ)「俺の好きな食い物はワニの蒲焼きだ」
とにかく、異常な量を食べることを言ったあとに高笑いして歌が終わったりするのが何で今急にそれ言ったの??とめちゃくちゃ面白く感じるので、僕も人と会ったとき、別れ際に「焼肉百人前食う!ハッハッハッハッハッハッハッハッハ!クヮーッ!!」とか言いながら去って行きたい気持ちになりました(面白いので)。
あとジェロニモの台詞は「訳もなく」の部分がちょっと面白過ぎますね。
ちなみに、超人大全集に収録されている中で僕が特に好きな曲は、カンフーファイター(ラーメンマンのテーマ)と悲しみのベアー・クロー(ウォーズマンのテーマ)なんですけど、理由はカッコいいからです。あと幼稚園児ぐらいのときに、これらの曲が収録されていた絵本とカセットテープが一緒になった「コロちゃんパック」というやつを持っていたので、当時めちゃくちゃ聞いてたという思い入れもあります。
今連載されてるキン肉マンもめちゃくちゃ面白いじゃないですか。当時好きだったものを、現代の解像度で見せてもらえつつ、心に種が植わってから、十分に花開くまでの時間の流れもあるわけじゃないですか。それがめちゃくちゃいいなと思いながら、毎回連載を読んでます。
とは言いつつ、僕はキン肉マンは、漫画は物心ついた頃には連載終了していて、無印のアニメは再放送世代、リアルタイムだったのは王位争奪戦のアニメ(関西では日曜朝7時半にやってたのでちゃんと起きて見ていた)ぐらいなんですが、当時は再放送をよくやっていたので、世代が少しずれているのにちゃんと思い入れはあるんですよ。
今の連載を読みつつ、合わせて昔の単行本の関連する部分を読み返すというようなこともよくやってますし、日曜の夜の日付が変わる付近になるとTwitterのタイムラインがキン肉マンの話題に染まってくるんので、連載をみんなで読んでる感じがすごくいいなと思って毎週過ごしています。