漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

忙しいと優先度の低いことができなくなる関連

 昔からの自分の傾向なんですが、優先度が高いタスクが手元にあるとき、優先度の低いタスクが「今そんなことをやっている場合ではない」という判断となってしまい、ずるずると後回しになっていきます。

 仕事で、めちゃくちゃ忙しくなってくると、今すぐにやらなくていい優先度の低いメールへの返事が遅くなりますし、事務手続きなども締め切りギリギリまでできなくなります(締め切りギリギリになるとできるのは、それによって優先度が上がるためです)。

 

 ここのところずっと忙しいので、自分が色んなことができなくなっていることを把握していて、今は捨てようと思って捨てられていないダンボールやペットボトル、シャンプーや洗剤など日用品の無くなる前の買い足し、最近買った漫画を一時的に入れておくリビングの新刊棚が溢れているのに、他の部屋の本棚に移しに行く作業などが滞っています。

 あと、自分から友達に連絡をとるというのが優先度が低いので全然できなくなっています。友達から連絡が来た場合は対応はできて、なぜなら友達から連絡を貰って対応するというのは自分の中で優先度が高いことだからです。

 

 この辺は美徳のように思えますが、一方で、友達からの連絡が多くなり過ぎると、その応対を優先させるために他のことが滞っていくという現象が確認されていて、そのため、頻繁に連絡をとる必要があるタイプの友達とは長期的な連絡の取り合いができなくなっていくという傾向があります。

 例えば恋人が非常に頻繁に連絡をとる必要があるタイプであったときなどに、それを優先させないとと感じていたら生活の他のことがどんどんダメになっていた時期もあったりして具合が悪くなってしまっていたこともあり、今仲良くしている友達は、みんなそんなに頻繁にやりとりをしなくてもいい人ばかりになっています。

 人が嫌いなわけではなく、人は好きですが、好きなために無碍にはできないという気持ちが、自分の生活の淡々としたバランスを壊してしまい、結果的に具合が悪くなってしまう感じだなと思っています。

 

 自分がそういう風に優先度の高いことが多いせいで、優先度が低いことをできなくなっているのは、ゴミ捨てをしようと思っているのに、まあ別に次の収集の日でもいいかと思ってしまうあたりで気付くんですが(ただ生ゴミは傷んで変化していくので優先度が高く、生ゴミがあるときはそれでも捨てられたりする)、その辺での自分的な分かりやすい指標はトイレの棚に放置されているトイレットペーパーの芯の数です。

 トイレットペーパーの芯を捨てるのは、別にいつやってもいいことなので、それが外のゴミ箱に入れられず何本放置された状態でおかれたままでも、「まあいいか」と感じていることが目に見えてきます。これは本数によって数値で判断できるので、自分がどれぐらい追い込まれているかの指標となりやすいなと思っていて、今は7です。これは結構高めです(基準が分からんと思いますが…)。

 

 この状況を脱するために必要なのは、単純には、優先度の高いタスクを終わらせていくことで、低いことの優先度ランキングを相対的に上げていくことなんですが、今はとにかく何かが終わると次の何かがどんどん入るので、なかなか優先度の低いことが余裕でできる状態に戻りません。

 この前は、シャンプーとコンディショナーを買い足さないといけないなと思って、スーパーで食糧を買い足している(優先度が高い)ときに、上の階の日用品コーナーに移動して買うという行為の優先度がどうしても低いまま上がらず、そのまま移動して買えばいいだけのことがどうしてもできずに帰ってきてしまいました。

 シャンプーが完全になくなれば優先度が高くなるので買えるだろうなと思っていますが、その場合、シャンプーの容器に水を入れて増やすことで、しゃばしゃばのやつで数日延命させることで回避しようとするような現象もこれまで観測されていて、ダメだなあと思います。

 

 別に今でなくてもいいことは、ちょっとやる気を出せば1時間もかからないことでも1ヶ月やれないままで過ごしてしまうことも全然あり、このブログも、月に5本何か書くかと思って続けているのですが、今月も残り2日になってまだ3本しか書いてなかったので、とりあえず1本書いて、明日もう1本書くかと思っている感じです。

 文章を書くのには30分もかからなくて、コタツに入ってテレビを見ながらぼんやりしている時間も日々あるので、時間自体は別にあるのですが、なんかできないんですよね、忙しいと。今やらなくてもいいことを今やる気を出してやるということが。

 

 今やんなくてもいいことは、やんなくてもいいことなので、まあ、やんなくても即時的な問題はないのですが、やれなくなっている自分を観測すると、それでいいのか?という気持ちにもなります。でも、努力的なものではなんともならない人間的性質な気もするんですよね。そう考えた方が楽なだけかもしれませんが。

 とにかくその前提で言うと、面倒なことも最小の労力でやれるようにしていたら、まあできるんじゃないかと思っていて、近所のスーパーやドラッグストアで買っている日用品も、Amazonとかで宅配してもらえば受け取れるかもしれませんし(そこで箱を玄関に放置してしまう懸念はありますが!)、そういった優先度の低さと面倒臭さのバランスを、面倒くささを下げることで変えていくみたいな方面の解決方法の模索が当座はいいのかもしれませんね。

 

 自分の行動に不満があるなら、やり方を変えろ。それが嫌なら、トイレに並べられていくトイレットペーパーの芯を見つめながら孤独に暮らせ。それも嫌なら…。