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エヴァンゲリオンは聖書ではなく徐福伝説を元にしているのでは?関連

 エヴァンゲリオンは実は徐福伝説がベースなのでは??というのは、ヱヴァンゲリヲン新劇場版Qが公開された当時なので、八年ぐらい前に僕がウッキウキしながら考えた話で、前一回書いてたような気がしたんですけど、検索しても出てこなかったので改めて書こうと思います。

 

 徐福伝説とは、秦の始皇帝の命を受け、東の海の向こうにある蓬莱に不老不死の霊薬を探しに行った徐福という男の話です。徐福伝説は昔から色々な脚色や解釈がされており、例えば、その蓬莱とは日本のことだと解釈するものもあって、日本には実際に徐福にちなんだ名前がつけられた土地もあります。

 

 余談ですが、徐福伝説に関する僕が好きな漫画で言えば「鬼斬り十蔵」があります。始皇帝を恐れ、なんとしても不老不死の力を手に入れようと日本まで辿りついた徐福は、そこで不老不死の霊薬を見つけることはできず、追い詰められ、連れてきた童男童女を人体実験に使って、自ら不老不死の法を作り出そうとします。そして、その失敗が日本に様々な妖怪を生み出します。それほどのことをしてたのに不老不死にはたどり着けなかった徐福は死んでしまいますが、生まれ変わってなんと安倍晴明となります。そしてその生まれ変わりこそが不老不死の法であるということに辿り着いた徐福は、色んな面倒ごとを起こすのでした。

 鬼斬り十蔵は徐福伝説に端を発する物語が、様々な時代の様々な有名人をひとつに結びつけるタイプの伝奇漫画で、とても面白いので、皆さんも読みましょう。

 

 さて、エヴァンゲリオンシリーズの設定については、僕はアニメをざっくり見たのと、さっきウィキペディアを見たぐらいのことなのでよく知らないのですが、そのざっくりとした認識では、地球にはアダムとリリスという宇宙から飛来した始祖生命がいて、アダムは使徒と呼ばれる生命を生み出し、リリスは人間を生み出したと言われていたと思います。

 作中では、南極で発見されたアダムに人間が接触したことによって起こったセカンドインパクトという災害によって、人類の半数が死滅する事態になってしまいました。

 それから月日は流れ、日本の箱根の地下に居を構える特務機関NERVが、エヴァンゲリオンという巨大な人型兵器を作り上げます。エヴァンゲリオンはアダムあるいはリリスをもとに作られた人造生命で、14歳の少年少女たちがパイロットとして神経接続を行い、シンクロすることでその巨体を動かします。

 

 エヴァンゲリオンが作られた目的は使徒を迎撃するためです。使徒とはアダムが生み出した人間とは別の可能性の生命です。彼らは、アダムと接触することで、サードインパクトを引き起こすため、箱根に作られた第三新東京市の地下へと向かってくるのでした。

 エヴァンゲリオンは、サードインパクトを阻止するために、使徒を倒さなければなりません。あと、アダムだと思われていたものが実はリリスだったとか、そういう色んな展開が最初のアニメや劇場版の終盤ではありました。

 

 さて、エヴァンゲリオンには聖書などに基づいた言葉が沢山でてきて、それに基づいた色々な裏設定の推測がされていたりするようですが、僕が考えたのは、一回その聖書要素を忘れてみて、最初に紹介した徐福伝説を注入して見ても、意外と話が成り立つのではないか?ということです。

 

 僕がこの考えに至ったのは、複数回の延期の末に、ついに3月8日に公開されようとしているエヴァンゲリオンの新劇場版の完結編のタイトルが、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」だと知ったからです。

 つまり、この「シン」が実は「秦」なのではないか??という非常に論理的な話なんですね。

 

 でも考えてみてください。アダムとの接触を求めて第三新東京市(箱根)にやってくる使徒という構図は、秦の始皇帝の命によって蓬莱にやってくる徐福と似ていませんか?似ていますよね。そっくりと言っていい。

 エヴァンゲリオンという名前は福音という意味だそうです。ひょっとして、この福音とは徐福のことを意味するのかもしれません。

 

 そう考えてみると、徐福が連れて行ったとされる百工や童男童女は、NERVの科学者やチルドレンに置き換えることができます。最初の人間アダムとは、つまり始皇帝です。そして始まりと終わりは同じであるという言葉から、始皇帝は終わりの皇帝でもあるということができます。オワリという言葉は一文字ずらすとカヲルになります。そう、渚カヲルこそが、始皇帝の魂を継ぐ者というわけです。

 そう解釈すると、徐福が最初に蓬莱に辿り着いたあと、始皇帝は次々と別の使いを送ったということです。それらを使徒と考えると、最後についに始皇帝自らの魂を宿した存在がやってきたわけなんですね。

 

 そして、エヴァンゲリオンの舞台は富士山のほど近くの箱根。富士山は竹取物語でも「不死」との掛詞が存在しています。諸星大二郎の「徐福伝説」でも、徐福が目指した場所は富士山でした。富士山の地下で、混沌の神と合一することで不老不死を得ようとし、そして失敗します。これは新劇場版Qの展開とも酷似していますね。これがサードインパクトの元ネタなのかもしれません。

 

 さらに日本における秦氏は、渡来人で、始皇帝の末裔を名乗る一族です。そしてまた、日ユ同祖論で読んだ情報では、秦氏景教ユダヤ人を祖に持つという話があります。ここで、結局また作中で象徴として使われるカバラのセフィロトとも繋がってくるんですよね。

 つまり、皆が聖書モチーフだと思っていたものは、実はその裏にいる秦氏、つまり、シンを意味していたというわけです。

 

 無理矢理な話をしているとお思いでしょう??でも、僕がこれから説明する内容を読めば、きっと、エヴァンゲリオンが徐福であると納得できるのではないかと思います。

 

 ヱヴァンゲリヲン新劇場版序破急(Q)という3部作でこれまで描かれました。

 

序破Q

ジョハキュー

ジョフキュ

徐福

 

 そう、徐福なんです!!

 置き換えると、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版序破急」とは「徐福秦劇場版徐福」だったんですね!!そしてついに3月8日に公開になるのは「秦徐福劇場版」です!

 

 徐福は果たして不老不死の法を手に入れることができたのか?始皇帝との関係はどうなったのか??歴史では分からないその真実の結末がついに分かるのかもしれません。

 

 信じるか信じないかはあなた次第…。