漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

飴砕き音頭

  キャンディクラッシュサーガをしばらく前からやっているわけなのですが、面が進むにつれて相応の運がなければ決してクリアできない様相を呈しており、僕はもはや神に祈りを捧げるしかありません。そのための唄を作りました。

運が無ければ 飴は砕けぬ

力があっても 決して砕けぬ

(合いの手)すいーと すいーと ていすてぃ

 

飴神さまの ご機嫌そこねりゃ

いつまで経っても 前へは進めぬ

(合いの手)すいーと すいーと ていすてぃ

 

飴神さまに 祈りをささげる

飴神さまは 気まぐれでござる

(合いの手)はあ ありがたやー ありがたやー

 

しゅーがーくらっしゅ 一声唱えりゃ

飴は砕かれ この世は天国

(合いの手)はあ ありがたやー ありがたやー

 

飴を砕けど 何も得られず

飴の他には 何も得られず

(合いの手)されど

砕かねばならぬ 砕かねばならぬ

(合いの手)ゆえに

信じねばならぬ 信じねばならぬ

 

飴神さまをー

信じねばならぬー

(合いの手)はあ ありがたやー

 

(以下、無限に繰り返し)

 

 キャンディークラッシュサーガは、三個以上の同じ色の飴を繋げると消えるというシンプルなパズルゲームですが、初期配置や落ちてくる飴の種類によってはいかなる最善手を打ち続けたとしてもクリアできず、反面どれだけ頑張ってもクリアできない面が、たまたま運が良いと不可解にクリアできてしまったりします。


 これはゲームを続ける上でとても重要で、なにせ次は運が良いかもしれませんから、うっかり次のチャレンジをしてしまいます。また、三十分に一個回復するライフ制であるために、チャレンジ回数が制限されることで、失敗を短時間に重ね過ぎてもう嫌になるという権利も剥奪されます。


 結果として到達する境地は、全ては運であり、パズルの実力というものはその運を無為にしないためだけに存在し、また時にはそんな力をあざ笑うかのような不可解な!不可解な!クリアをしてしまうので、学習制無力感により、ただ運だけを求めるようになってしまいます。


 ということで、今の僕はは147面(まだまだひよっこ)を3日クリアできずまごついているのですが、もはや、来るべき幸運のために、飴神さまをたたえる唄をうたい、部屋の中を踊り狂いだけの動物となってしまっているのでした。


 原始飴神教の誕生であります。