漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

漫画の絵における「線」の話

線で絵を描くというのは不思議な話です。なぜならば自然の中に線とはめったに存在しないからです。絵を描くということの一側面は、そんな線でないものを線に落とし込むという作業だと思います。例えば自然の風景を目にするときその中で色の境界を認識するこ…

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」について

なんとなく、一昨日に見始めた、アニメの「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」なんですけど、昨晩見終わってみたら、今朝のニュースで実写化の報を見たので、シンクロニシティ感がありましたので、なんとなく感想というか見ながら思っていたことを…

桃太郎とドラゴンボール

「桃太郎」は五大昔話に数えられる、日本で最も有名な昔話のひとつ(英語直訳的表現)です。桃太郎に関する代表的な本であるところの柳田國男の「桃太郎の誕生」を読んだ限りでは、桃太郎には、本筋は共有しつつ細部の異なるヴァリアント(異文)が大量に存…

「エアマスター」の北枝金次郎について

ひとつ前のエントリーで漫画に求めているのは「是非とも入りたい宗教」のようなものと書きましたが、僕が実際に経典のようにあがめており、何かあるたびに読み返している漫画のひとつが柴田ヨクサルの「エアマスター」です。今回はエアマスターの中から、北…

最近の僕の宗教観について

はじめに 最近、宗教について考えているので、その話を書きます。宗教は昔からあって、今もあるものですが、それはきっと多くの人が必要としているから続いているということでしょう。では、その場合、宗教とは人間にとって何なのかということが気になります…