漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

同じ本を何度も読むことについて

本が溢れる時代 現代には本が溢れています。お金を出せば当然ですが、古本屋で安くなった少し昔の本に出会えたり、著作権の切れたすごい昔の本も山ほどネットで無料で読めます。最近では、Web連載の漫画が読めたり、プロモーションのために期間限定で本が読…

「カリクラ」について

モノローグの多い漫画を読んでいると、自分もその登場人物と同じ気持ちになったりします。最近も志村貴子の「淡島八景」を読みながら、歌劇学校の先生を長年続けるご婦人のような気持ちになっていましたが、はっと我に返ると、僕は30代のネットワークエン…

「竜の学校は山の上」について

九井諒子の漫画はみんな好きなんですけど、とりわけ好きなのが短編集「竜の学校は山の上」に収録されている表題作です。このお話は現代の日本に、生物としての竜が存在するという世界観において、大学の竜学部の学生たちと竜の関係性を描いた物語です。 九井…

【妄想】精神と時の部屋が作られた理由【考察】

ドラゴンボールに「精神と時の部屋」という施設が出てきます。この部屋の中では時間の流れが早くなり、部屋の中で1年を過ごしても、外では1日しか経ちません。そのため、人造人間セル編の終盤では、時間が限られている中で修行をしなければいけない主人公…

自分という物語の伏線としての呪いについて

Wikipediaによると呪いというものは、 人あるいは霊が、物理的手段によらず精神的・霊的な手段で、他の人、社会や世界全般に対して、悪意をもって災厄・不幸をもたらす行為をいう。 ということなのだそうです。 全てを「呪い」という言葉でくくっていいかは…