漫画皇国

Yes!!漫画皇国!!!

自分の子供に直接それを言えますか?への適切な回答とは何か?

 ツイッターを見てたらインターネットで盛り上がっている話題みたいなものが断片的に流れてきており、自分の子供に対してひどい感じの表現をした人がいて、その人に対して「その発言、自分の子供に対して直接言えますか?」という感じの詰め寄りが発生しているのを今さっき目にしました。

 問題になっている話の主題自体についてはちゃんと読んでもいないし特に興味がないのですが、この聞かれ方が気になります。つまりこのような聞かれ方をしたときには、人間はいったいどのように答えるのが正しいんだろうな?ということです。

 

 この問いに単純に答えることは難しくて、なぜなら、「はい」と答えたら、自分の子供になんてことを言うんだ!と叩かれ、「いいえ」と答えたら、なぜ言えないような発言をするんだ!と叩かれると思うからです。どっちにしても叩かれます。

 

 しかしながら、「HUNTER×HUNTER」を読んでいる僕らには正しい答えが分かります。細かいことは前書いた以下を参照してください。

mgkkk.hatenablog.com

 「沈黙」、クラピカさんが言うように、答えようのない質問には沈黙を守るということができるのです。ただし、現実はHUNTER×HUNTERではないので、沈黙すればするで、なんで質問に答えないんだ!と叩かれてしまうでしょう。そしてゴンのように、単純な答えの出ない問題だが、それでもいつか答えを出さないといけないときのために考え続けることはできる…と言っても今がその時だから答えろ!を叩かれる気がします。

 

 結局この問いを出された時点で、何を言っても叩かれるのだから、何を言っても同じなんじゃないの?みたいな気持ちがあり、質問に答えてほしいわけではなく、「今の発言はよくない発言だったので撤回します、ごめんなさい」と謝ることを求められていて、それ以外の行動は、全部相手に対するさらなる攻撃をする口実を与えるだけにしかならないんじゃないでしょうか?

 聞かれた時点で詰んでいるわけですよ。つまり、相手は貧者の薔薇(ミニチュアローズ)を携えたネテロですよ。

 

 しかし、HUNTER×HUNTERをよく思い返してみれば人間にはまだ可能性があり、レオリオだなと思うわけですよ。単純に答えを出せないドキドキ2択クイズを出されたときに、レオリオは何をしましたか?そう、クラピカに制止されはしたものの、そんなどちらか選べない質問に答えさせようとしたババアを殴ろうとしましたね。そんな問いを立てること自体に対する怒りがあるわけですよ。

 叩かれ続けたくもなく、謝りたくない人間には、もはやそんな問いを立てる相手を殴るしかありません。ああ、なんということでしょう。選ぶべき答えが限定された問いを投げかけられた人間には、虐げられるか、服従するか、争うかしか選択肢がないのです。

 

 さて、ここまで書いたのは冗談ですが、人間と付き合っていると相手に「はい」か「Yes」以外の答えを求められていない問いというものが時折発生し、ああ、しんどいなあと思うことがあります。結局のところ、自分の自由意志など認められておらず、相手の意志に従って動くだけの便利な道具と思われているんじゃないかと勘繰ってしまいます。それでいて、相手からすれば、選択肢を与えてやったみたいなツラをしてたりするわけですよ?

 何かあったときには「自分でちゃんと選んだだろ」と選択肢もなかったのに、自らの意志でそれをすることにしたみたいに言われたりして、ひでえ話だなあと思ったりします。やれ!と単純に命令されたほうがよっぽど筋が通っているじゃあないですか。

 

 そういう態度の人に対してウギャーって思う気持ちがあるので、誰かが揉めてるやつにそんな感じを感じとってしまって、フラッシュバックしてウギャーってなったので書きましたが、皆さんも他人を自分と同じ権利を持った人間だと尊重するなら、「Yes」と「No」を適切に選べる問いの立て方をできればしてやってくれよな!おいちゃんとの約束だぞ!!(Yes)でも別にしたくなかったらしなくてもいいぞ!(No)