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任天堂雑感

 僕は3DSWii Uも買ってて、クラブニンテンドーのプラチナ会員も何年も継続しているし、買ったゲームはだいたいクリアするところまでやるので、割と任天堂ファンボーイというかファンおっさんって感じなんだと思うんですけど、最近に限らず任天堂について色々思ってることはあるので、散漫に書きます。

 

・良いと思っているところ

 ゲームが堅実に面白いことです。会社経営的に他と比べて余裕があるのだと思うのですが、作ってみたものの面白くならなかったゲームを出さないという判断をやってそうな感じが良いです。出てきたものは、慣れが必要なものもあるもののしっかり面白くて、夢中になって遊べる場合が多いです。だから買っていますし、面白い限りは買い続けます。

 直近でクリアしたのは「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」なのですが、懐かしいマップを二次元の絵になって移動できるというアクションの追加で、違うものにしてしまうという手腕とか、各ダンジョンがそれぞれに対応したアイテムによってできそうな遊びが考え抜かれていて、解けなさそうで解けるというゲームバランスなどがとても面白くて一気にクリアしてしまいました。気になった部分があるとすると、アイテムのレンタルと購入という機能は、結局、割と早期に全部購入してしまったので、レンタルできるという面白さはあまりなかった感じでした。

 

・悪いと思っているところ

 良くも悪くもSONYMicrosoftに比べてとても小規模な会社なので、開発リソースが足りてなさそうに見えます(僕の勝手な印象です)。Wii Uも最初期に比べるとマシにはなっているんですけど、基本的な動作がいちいち重たい感じがあって、まだ途上という印象です(でも、ゲームは面白いし、ゲームを始めれば気にならない)。

 過去を遡れば、ニンテンドーDSのときに無線のセキュリティ方式をWEPにしか対応しなかった(DSiで対応したものの、ゲーム内のネット接続に関してはWEPが必要)とか、Wiiのネットストアの動作の重さと一覧性のなさとか、最近統一されるまで購入者IDが3DSWii Uで別々であったとか、不便なので色々と早く対応してくれないでしょうか…と思ってしまう感じのことは色々ありました。また、最近の僕の不便だなあと思うリストには、Wii Uにスリープ機能が欲しいという感じのものがあります。せっかくのタブレット型のコントローラなのに、電源を落としたら立ち上げるのに時間がかかるので、バーチャルコンソールのゲームなんかを気軽に遊びたいときにいちいち面倒です。

 ただ、思うのは、任天堂は遊びを提供するおもちゃの会社なんだと思うということです。それが、家電メーカーであるSONYや、パソコンの会社であるMicrosoftなんかと、統合エンターテイメントマシン的な場所に切り込まざるを得ない情勢になっているせいで、遊びという本筋とは異なる領域への転換期を迎えている感じがしていて、それゆえの苦しみっぽい感じがします。もちろん雑な印象論です。

 

任天堂調子悪い論に関する雑感

 任天堂自身が「社長が訊く」なんかで成功体験としてのDSやWiiなんかを論理的に語っているので、論理的に正しい戦略があったから「勝つべくして勝った」みたいに思われているんじゃないかという印象があります。その理屈は逆を言えば、負けるときは「負けるべくして負けた」ということで、戦略ミスに還元されてしまう感じがしますし、今がそういう状況のように思います。でも、別に大きな戦略ミスはしてないんじゃないかと思うのが僕の雑感です。営業的にはあまり上手くいってない感じですけど、もし、今後に何かのゲームがきっかけで大きくヒットと業績アップに繋げられたときに、同じ内容が全く別の評価を受けるように思うからです。

 世の中は細かい部分で良くない戦略をとっていても、全体として業績が上がっていれば無視されがちですし、置かれた立場において考え得る限り最善手を打ち続けていても、業績が追認してくれなければ、否定的に言われがちなように思います。なので、結果が数字として出ない限り否定的なことは言われ続けるのだろうと思います。

 現在の業績悪化の根本にあるのは、据え置きゲーム機からライトユーザが離れていることだと思うので、単純な解決方法はなさそうですし、据え置きゲーム機の事業を続けていく以上は、しばらくは業績が急激に上向くことは厳しそうなのですが、スマホに参入するとか、ガチャ課金をするとか、高性能なハードウェアであればとか、そういうことで解決する問題ではなさそうに思います。ということで当面苦しそうですが、僕は任天堂の据え置きゲーム機でもゲームがしたいので頑張ってほしいです。

 

3DS雑感

 3Dの機能が依然として中途半端な感じがします。根本的な問題としては、これは任天堂のせいというよりは裸眼立体視の技術的な問題もある思うので、なんとも言えない部分ですが、手に持って遊ぶゲームにおいて上手く3Dに見える位置が固定的な裸眼立体視技術は相性が悪く、すぐにぶれてしまって頭が痛くなってしまいます(3DSから3DS LLに買い替えて画面が広くなると多少楽になりましたが)。また、同様の理由でジャイロセンサーによる操作と裸眼立体視の相性は非常に悪いので、ジャイロ操作をする場合は3D機能を切っている感じです。

 また、表層的な問題としては、3Dを効果的に使っているゲームが少ないことです。3Dであるということがゲーム性に強く働くのは手前と奥の判別がしやすいといことだと思っているので、奥から手前に弾が飛んで来たり、奥行き方向にジャンプしたり、空中を自由に動いて浮いているものをキャッチしたりするゲームでは非常に効果的に感じますし、これを一度体験すると3D機能がない場合に非常に不便に感じてしまいます。だから3D機能というのは、ゲームを面白くする上でとても重要な機能だと思うのです。しかしながら、そうでないゲームの場合は3Dであるという意味が乏しく思います。そして、そういうゲームも多いです。任天堂自体が海外で2DSという3D機能を排除したゲーム機を出していることがそれを追認している感じもします。

 念のためもう一度書いておくと、3Dを効果的に使ったゲームが面白い(というか体感的に気持ち良い)のは間違いないと感じていますので、効果的に使ったゲームがもっと出てほしいということと、裸眼立体視技術になんらか進歩がほしいです(頭痛くなるので)。

 

Wii U雑感

 テレビとタブレットという2画面を効果的に使うという意味が、まだちゃんと確立されていない感じがします。例えば、テレビを消しても手元のタブレットだけ操作できるということはとても便利で、僕もよく使っていますが、そうなると結局1画面なので、2画面あるという強みがなくなってしまいます。また、2画面を効果的につかったゲームの場合でも、テレビから手元のタブレットの画面に目を移すのが、DSほどに簡単ではなく、手元を見ればテレビが見えず、テレビを見れば手元が見えずとなってしまいます。今までのゲームであれば手元のコントローラは目視する必要がなかったので、余計な動作が入ってしまいますし、それがゲームをより難しくしている側面がある気がします。

 一方、多人数でプレイする場合には情報格差を利用した効果的な使い方があったりするということ、また、ピクミン3のように地図をたまに参照したり、タッチで指示を出すための補助道具として使うという塩梅なら、あまり気になりませんというか単純にただ便利に思いました。

 また、Wii Fit Uのようにテレビの前以外でもバランスボードを使えるというのはめちゃくちゃ便利で、僕の家ではテレビの前にはテーブルがあって邪魔だったので、広い場所で使える感じが良いと思います。

 ともあれ、これがWii Uだ!!という感じのゲームが出てない感じなので、出るのを期待しています。

 

Wii Fit Uについて

 フィットメーターが良いです。今までのWii FitではWii Fitで消費したカロリーだけしか表示できなかったので、日常的な消費カロリーと合算できるのは便利感が高いです。不満点としては、自転車をこいでいるときのカロリーが取得できないんですけど、最近結構自転車に乗っているので、なかなか難しいかもしれませんが将来的にはなんとか対応してもらえないものかと思ったりしています。

 

・ゲーム専用機を捨ててスマホに行くべきかの話

 分かりませんが、行かないでほしいです。なぜなら、ハードと一体になった遊び方の提案というのを僕が任天堂に期待しているからです。ゲームの定義の最小単位は入力とそのレスポンスだと思うのですが、タッチパネルが基本のスマートフォンでは、タッチパネル用に設計されていないゲームを最大限楽しむのが現時点で難しい感じがしていて、タッチパネル以外を想定した面白いゲームの可能性がばっさり切られるのが嫌なんです。ただし、スマホに物理コントローラが繋がるという方向性もあると思います。

 

ゲームボーイミクロについて

 愛してます。まだ全然使ってます(念のため2台持ってます)。ゲームボーイミクロ2を作ってほしいです。XボタンとYボタンを追加して、スリープ機能とバーチャルコンソールに対応してくれると理想的です。大して売れない気がします。でも欲しいんです。

 

バーチャルボーイについて

 徳島駅前にあった四国電力の施設「よんでんプラザ」で、受付の人に言うと借りることができました(他に3DOとかも借りて遊べました)。なので、結構プレイしたはずなのですが記憶が曖昧です。しかし、ゲームは面白かった印象だけぼんやりあります。でも、友達と一緒に遊びに行ったのに、画面が一人しか見えないのが辛い感じでした。

 

・岩田社長について

 僕は任天堂岩田社長の喋り方がとても好きなので、ニンテンドーダイレクトの音声を録音しては、印象的なフレーズを切り取って保存するということをしていますし、それをランダム再生することで、たまに意味の通る繋がりになるのが楽しいです。

 

宮本茂について

 インスタントジョンソンのじゃいと顔が激似と思います。

 

以上です。